2018年2月21日 (水)

オナガミジンコの一種(Diaphanosoma sp.)

これはオナガミジンコ属 Diaphanosoma の一種です。

Img_1775edit
正面から見ると一つ目巨人ですね。

Img_1763edit
照明を変えて。

Img_1726edit
横向きになったところ。

Img_1809edit
大きな複眼はクリクリとよく動きます。

Img_1820edit
背中から見ています。真ん中へんの、縦長の菱形に見えるのが心臓。その動きは最後の動画をご覧ください。

Img_1832edit
以前出した Daphniaゾウミジンコと同じように、体表には緑色の鞭毛虫(?)やツリガネムシが一杯くっついています。

Img_1847edit
これらは家主に害をなす寄生虫なのか、それとも無害な便乗者なのか、どっちなんでしょうね。

動画です。



(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月17日 (土)

ヒモムシ類の帽型幼生 PilidiumLarva

以前にも2度ばかり(2013.02.112013.07.08)出している、ヒモムシ類の帽型幼生 Pilidium Larva です。多くの幼生と同様、なんとも不思議な形をしているのでこいつを見つけると嬉しくなります。
体長は約120μmくらいで、これまでのものよりはるかに小さく、成長の初期段階ではないかと思われます。今回は動画だけです。

(2017.12.29・西舞子海岸にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月12日 (月)

ツボワムシの一種 Brachionus sp.

ツボワムシの一種です。
以前に出したものと同じ種かも知れません。

Img_1528

Img_1530

Img_15322
スケールバーは100μmです。

動画です。


(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月11日 (日)

オオタイヨウチュウActinosphaerium

これはタイヨウチュウ(太陽虫)の一種のオオタイヨウチュウ(アクチノスフェリウム Actinosphaerium)です。
タイヨウチュウ類(有軸仮足虫)はアメーバ類(根足虫)とともに肉質虫というグループに含められていましたが、最近の分子レベルの研究によれば両者は系統的にはまったくかけ離れた位置にあることが分かっているそうです。

Img_1487edit
オオタイヨウチュウは一つの細胞内に多数の核を持つそうですが、どれがその核なのか、この写真で判別できるものなのかどうかも分かりません。放射状に伸びている棘のようなものは有軸仮足(軸足)と呼ばれます。ほとんど動かないように見えますが、これでも繊毛虫や鞭毛虫を捕えて食べるそうです。スケールバーは100μmです。

Img_1491edit
細胞の表層部は液胞で覆われています。

Img_1495edit
内部に見えるのは取り込んだ食物ではないかと思います。

Img_1500edit_2
軸足は低倍率ではきれいな細い針のように見えますが、拡大すると小さな瘤が不規則についています。

Img_19302
これは分裂の途中、あるいは2個の細胞が接合しているところでしょうか。

(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月10日 (土)

ベッコウマイマイ科の一種

石の裏にくっついていた微小カタツムリです。寒いのに頭を出して這っていました。
ベッコウマイマイ科の一種だと思いますが、以前掲載したもの(?マルシタラガイ)に比べて殻高が低く、平べったい形をしています。
ネット画像を探すとナミヒメベッコウという種に似ているように見えますが、今回撮影したものは殻径が2mmほどしかなく、巻数もやや少ないようなので幼貝なのかも知れません。

_dsc01352

_dsc01452
殻の下から透けて見えている粒々は卵でしょうか。とすればこれで成貝ということになりますが。

_dsc01502

_dsc01602

_dsc01762
ひっくり返してみました。お尻の先の背面に小さな突起が見えますが、これはベッコウマイマイ科の特徴だそうです。

(2018.01.27・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 8日 (木)

繊毛虫の一種

大型で活発に運動する繊毛虫の一種ですが、所属が分かりません。

Img_1416edit2
直径150μmほどのほぼ球形で、大きく裂けた口部が見えます。スケールバーは50μmです。

Img_1435edit2

Img_1441edit2

Img_1461edit2
体内に赤っぽく見えていたのは取り込んだ食物だったようです。見ている間にそれ(食べ滓?)を吐き出して、その周囲をぐるぐる回り始めました。

動画です。



(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年2月 7日 (水)

オナガグモ♀

ヤブニッケイの葉の裏で越冬しているオナガグモです。

_dsc0389

_dsc0414
刺激するとこんなポーズをとります。
これは雌ですね(雄はこちら)。

(2018.01.27・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 6日 (火)

ホシガタケイソウとハリケイソウ

公園の池で採集した普通種の珪藻2種です。

Img_1380edit2
左下がホシガタケイソウ(Asterionella)の一種、右上の長いのがハリケイソウ(Synedra)の一種で合っていると思います。
スケールバーはすべて100μmです。

Img_1390edit2
ホシガタケイソウという和名はその群体の形に由来していて、通常4個から8個の棒状の細胞が星形に集まって群体をつくりますが、16個かそれ以上の場合もあるそうです。上の写真では8個です。図鑑などの写真や図を見ると平面的な印象を受けますが、実際には立体的に細胞が繋がっています。
実体顕微鏡のバックを暗くした照明の下でこの珪藻がたくさん浮遊しているのはなかなか綺麗な眺めです。

Img_1376edit3
右の群体ではそれぞれの細胞に縦線が走っています。細胞分裂の途中なんでしょう。

Img_1386edit2
1枚目に写っていたハリケイソウです。

(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 5日 (月)

チャバネアオカメムシ

普通種ですが、このブログでは初めてだと思います。枝ごと落ちたアベマキの葉の間から出てきたチャバネアオカメムシです。

_dsc0293
冴えない越冬色ですね。

_dsc0290_2

(2018.01.27・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 4日 (日)

ボルボックスの一種(Volvox sp.)

ご存知ボルボックスです。
いつも参照している月井雄二著「淡水微生物図鑑」にはVolvox属の3種が掲載されています。その3種の中で群体や細胞の大きさや細胞が球形、細胞間の連絡糸がある、などの特徴から今回撮った種は Volvox aureus という種ではないかと思いますが、他にも該当する種があるかも知れません。

Img_11872
画面内のスケールバーは100μmなので、群体の直径は約500μmになります。
球の表面に並んでいるのが体細胞、群体内部にいくつか見える塊は生殖細胞(ゴニディウム)で、やがてこれが成長して娘群体となり、親群体の外へ飛び出すということです。

Img_12712
群体を形成する体細胞の数は種にもよりますが大体数百から数千個、多いものでは1万を超えるそうです。この群体ではいくつくらいでしょうか。

Img_11952
個々の細胞には2本の鞭毛が生えていて、群体はその運動で回転しながら移動します。鞭毛は細くて見えにくいのですが、この写真では細胞の中心付近にピントを合わせ、オーバー気味の露出を与えてなんとか見えています。

Img_1157
生殖細胞。

Img_1216
体細胞には眼点があり、各細胞間には細胞質連絡糸が見えています。

Img_1217
少しピントをずらせると、各体細胞から2本づつ鞭毛が伸びていることが分かります。

動画です。


(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 3日 (土)

ヒサゴクチカクシゾウムシ

朽木の裏側にくっついていた黒光りする小さな粒。初めて見る甲虫と思って何枚も撮影してから、お馴染みのヒサゴクチカクシゾウムシだと気がつきました。

_dsc0482

_dsc04852

_dsc05032
撮影するうちに背中が乾いてきました。

(2018.01.27・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 2日 (金)

トラケリウスの一種(Trachelius sp.)

これは繊毛虫の仲間で、以前にも出したトラケリウス属 Trachelius の一種だと思います。
コップの縁の一か所をつまんで細長く引き延ばしたような格好をしていて、シャーレに入れて実体顕微鏡で覗くとその部分を象の鼻のように振り回しつつ、くるくる回転しながら泳ぐ姿が見られます。
しかしこれをスライドガラスに取って生物顕微鏡で眺めていると、しばらくの間は元気に泳ぎ回っているのですが、なぜか間もなく動きを止めて、そのまま溶けるというか分解するというか、細胞が壊れて死んでしまうのです。スライドとカバーガラスの間には適当な物を挟んで運動を妨げないだけの隙間は残してあるので、照明の熱のせいかとも考えたのですが、光源をLEDに替えてもやはり長くはもちません。同じことは他の繊毛中でも起こりますが、今のところ原因の見当がつきません。

Img_8029

Img_8031_2

Img_8039
動きが早いので追いかけながら撮るのはなかなか大変です。
スケールバーは100μm。

動画です。

活発に泳いでいますが、すでに突出部が溶けてなくなっています。

次の動画は細胞が崩壊する過程を写したものです。単に一個の細胞が壊れていくだけのことですが、なかなか劇的な見ものです。

途中何箇所かカットして短くしていますが、実際には約5分かかっています。
最後の最後までまだ溶けていない細胞表面の繊毛が活発に運動しているのが不思議です。

(2017.12.14・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 1日 (木)

トゲトビムシの一種

地面に落ちていた枯れ枝の裏側にくっついていたトゲトビムシの一種です。
体長は約2.8mmほどで、他にも大小いた中でも最大級なので多分これで成虫なんだろうと思います。

_dsc9654

_dsc96602

_dsc96642

(2017.12.26・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月29日 (月)

ツチトビムシの一種

伐採木の樹皮の下で群れていたツチトビムシの一種です。
寒い日でしたが、樹皮を捲ると突然明るくなったのに驚いて右往左往していました。

_dsc9782
大きいもので体長約1mm、一番小さいものでは0.4mmくらい。多数の脱皮殻も見えます。

_dsc98352

_dsc98692

_dsc98852

(2018.01.13・学が丘北公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月24日 (水)

ミドリワムシ属の一種(Ascomorpha sp.)

これはミドリワムシ属 Ascomorpha の一種だと思います。
被甲を持ちますが、脚(肢)や趾(あしゆび)がありません。

Img_8274_2
スケールバーは100μmです。

Img_82602

Img_82642

Img_82722

動画です。


(2017.12.14・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018年1月20日 (土)

お知らせ(ヤリバエ科 Lonchoptera sp.の幼虫)

これは1年ほど前に「不明双翅目幼虫」として掲載していたものですが、昨日の記事に出したヌカカ幼虫を調べていて偶然正体が判明しました。詳しくは元の記事をご覧ください。

_dsc5657edit

2016.12.17・学が丘北公園

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月19日 (金)

ヌカカ科の一種(?Forcipomyia sp.)の幼虫

伐採木の樹皮下に集まっていた幼虫です。脚がなくて、その代わりに前端近くの腹側に妙な形の突起があります。
確かユスリカの幼虫がこんな格好をしていたと思い、同じ双翅目だろうと考えてManual of Nearctic Dipteraの中の幼虫の図を順に見ていくと、ユスリカ科以外にブユ科やヌカカ科の幼虫にも同じような突起(前擬脚)があることが分かりました。
そこでまずヌカカ科 Ceratopogonidae の幼虫でネット画像を探してみると主に海外サイトでよく似たものがたくさん見つかりました。すべてForcipomyia属の幼虫とされています。お馴染みのBABAさんの記事もありました。そちらの方はかなり小型(1mm弱~1.3mm)ですが、同じ種の若齢幼虫かも知れません。

_dsc9971edit
体長は約3mm。

_dsc9992edit
鳥のくちばしみたいな頭部です。

_dsc00172
眼や触角があるのかないのか、よく分かりません。

_dsc0004edit2
1匹ひっくり返してみました。頭部近くの腹側に前擬脚が見えます。

_dsc0023edit
その他に脚らしきものは見えません。

Youtyu_b
前擬脚の拡大です。根本付近(左)は一つですが、先の方(右)は二股に分かれていて、先端には小さな爪が生えています。

(2018.01.13・学が丘北公園)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月15日 (月)

ホウキムシのアクチノトロカ幼生(Actinotrocha larva)

2010.01.122012.03.132015.07.08に続いて4度目の登場となるアクチノトロカ幼生です。今回の2個体は大きさがかなり違っていて、同種で発生段階が異なるだけなのかも知れません。形態は2010年のものに近いように思いますが、どうでしょうか。

その1.
Img_0037

Img_0038
ピントをずらせて撮っています。スケールバーは500μmなので、体長は0.8mm足らずです。

Img_0058
タコの脚のように周囲に伸びているのは幼生触手と呼ばれるもので、表面は繊毛に覆われています。スケールバーは100μmです(次の2枚も同じ)。

Img_0053
体中に細かい繊毛が生えていますが、泳ぐ際のメインエンジンは後端部を取り囲む繊毛列(図鑑の模式図では「囲肛繊毛帯」)のようです。

Img_0055
内部には腸が見えていて、次の動画を見ていただければ分かるのですがその内容物が常に回転しています。見ていると不思議な感じですが、どうやら内側に生えた繊毛が水流を起こしているようです。

動画です。



その2.

Img_00992

Img_01132
こちらは小型の個体で体長は0.3mmくらい(スケールバーは100μm)。
触手もあまり発達していません。

動画です。


(2017.12.29・西舞子海岸にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月14日 (日)

ケブカハナカメムシ

これはケブカハナカメムシ Lasiochilus japonicus だと思います。伐採木の樹皮を剥がして見つけました。
体長は約2.5mm。「日本原色カメムシ図鑑 第2巻」には、体は褐色だが頭部と前胸背は一般に暗化、触角第2-4節はほぼ等長、腿節は太い、などの特徴が挙げられています。

_dsc97452

_dsc97652

_dsc97772

_dsc97742_2

(2018.01.13・学が丘北公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月11日 (木)

ディディニウム(Didinium sp.)

これはディディニウム(Didinium)の一種だと思います。繊毛虫の一種で、同じ繊毛虫の仲間のゾウリムシを捕食することがよく知られていますが、私はまだその現場を見たことがありません。シオカメウズムシという和名がついています。

Img_81562
樽型の細胞の前端(左側)近くと中央付近に環状の繊毛列があります。前端が円錐状に突出していますが、その先端に細胞口があるそうです。

Img_81452
後端に収縮胞が見えます。

Img_81382
スケールバーはすべて100μmです。

動画です。

例によって早い動きになかなかついていけません。

(2017.12.14・明石公園 剛の池にて採集)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«ゾウミジンコと付着生物