2018年12月10日 (月)

ハネカクシの一種

朽ち木の樹皮を剥いで見つけた微小なハネカクシです。体長は1.1mmくらい。小さいくせにかなりの速度で歩き回るので、満足な写真を撮る前に見失ってしまいました。
数枚の写真を並べてみるとある程度の特徴は分かるので、いつもの甲虫図鑑で探してみましたが、だいたいこの大きさの種はほとんど収録されていません。大きさの範囲を少し拡げてみても似たものは見つからず、お手上げです。


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(2018.12.08・明石公園)

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2018年12月 9日 (日)

Sympiesis hirticula(ヒメコバチ科)

木の葉をめくって越冬中の小さな虫を探す季節になりました。と言っても、毎度同じ場所ばかり探しているので新顔にはなかなかお目にかかれません。この Sympiesis hirticula も、6年前に掲載して上條先生に名前を教えていただいたもので、このあたりでは冬の葉の裏の常連さんです。トウネズミモチの葉裏にじっとしていたのですが、まだ寒さが足りないのか、レンズを近づけると歩き始めてしまいました。

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(2018.12.08・明石公園)

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2018年12月 8日 (土)

リノグレナ属の一種(Rhinoglena ?frontalis )

まだフィルムカメラを使っていた11年前に撮ったもので、画質の悪いのはご容赦ください。
撮影当時、手持ちの図鑑類には似たものが見つからず、その後も長い間謎のワムシだったのですが、最近入手した「日本淡水プランクトン検索図説」のおかげでようやく所属が判明しました。ツボワムシ科のリノグレナ属 Rhinoglena で、図鑑には2種掲載されていますが、そのうちの R. frontalis によく一致します。ネット検索では、海外サイトの画像がいくつか出てきました。ツボワムシ科というのは意外でしたが、このリノグレナ属はミズワムシ属 Epiphanes とともに同科では数少ない被甲を持たないグループなのだそうです。
分布は兵庫県伊丹市とされているので、図鑑の執筆時点では国内の他の場所からの報告がなかったのかも知れません。浅い池沼を生息地とするが、あまり見当たらない、とあります。下の写真を撮影した時にはかなりの個体数が採れたのですが、その後同じ場所で度々採集しているにもかかわらず、未だに再会出来ません。
撮影時の記録が曖昧で、正確なスケールを入れられないのですが、かなり大型のワムシだったと記憶しています。上記の図鑑には体長250-330µmとあります。

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全体の立体的な形は次の動画を見ていただいた方がよく分かります。



因みにこの動画は、20年以上も前に販売されていたフジのフォトビジョンという画像入力機、というか要するにテレビでフィルムや小型プリントを見るための器械ですが、それを接眼レンズの上にコリメート方式で載せ、その画像をDVDレコーダーで録画したものです。

(2007.03.06・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年12月 6日 (木)

マルロモナス(ミノヒゲムシ)属の一種

以前に動画だけ出した、マルロモナス属 Mallomonas の一種です。ミノヒゲムシと言う和名がついていて、長い鞭毛の運動で前進します。
シャーレに入れた水の中を実体顕微鏡で眺めるとゆっくり泳いでいるのがよく見えますが、それをスライドガラス上にとってカバーガラスをかけて観察する場合、水の層の厚みに十分すぎるくらいの余裕がないとすぐに動きを止め、やがて細胞の内容物を吐き出して死んでしまいます。今回は大きさや形の異なる複数の種が見られました。

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この2細胞は多分同種で、レンズに対する角度が異なるだけです。

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こちらは別の種でしょう。

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最初と同じ種だと思います。鞭毛がはっきり写った数少ないカットの中の1枚です。

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上と同じ細胞です。

動画です。



(2018.11.27・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年12月 5日 (水)

ケシキスイ科の一種

枯れ葉の中に転がった落ち枝の裏側にくっついていました。
よく樹液に集まっているクロキマダラケシキスイだろうと思って撮影しておいたのですが、写真をよく見ると違っていました。保育社の甲虫図鑑で調べるとアカマダラケシキスイ Lasiodactylus pictus あたりが近そうに思われますが、検索表を辿ろうにも写真から必要な特徴を確認するのは難しく、候補を絞りきれません。体長は約5mmです。

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(2018.11.27・明石公園)

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2018年12月 3日 (月)

イトダニ科の一種

地面に落ちた枝を裏返したり、朽ち木の樹皮を剥がしたりするとよく見つかる、お馴染みのヘルメット型のダニです。以前に出した記事では最初イトダニ科としていて、その後セマルヤリダニ科に似ているというコメントをいただいたので?印付きでそちらに変更していました。ところが今回改めて調べていると、最近のBABAさんのブログでイトダニ科とされている記事を見つけました。こちらはダニの専門家の方から教えていただいたとのことですので確実だと思われます。以前の記事(2016.08.122016.12.12)も修正しておきました。

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(2018.11.27・明石公園)

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2018年12月 2日 (日)

ハイイロチビフサヤスデ

目新しいものが見つからないのでお馴染みさんが続きます。
ケヤキの樹皮下に集まったハイイロチビフサヤスデです。当ブログでは7年前に一度掲載していて、撮影した場所も今回と同じ、木も同じかもしれません。違いと言えば、前の記事では見えなかった脚がちらりと写っていることくらいでしょうか。

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(2018.11.17・明石公園)

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2018年12月 1日 (土)

オオスズメバチ

昨日の記事の、クロオオアリが集まっているウバメガシの幹の裏側にはオオスズメバチが来ていました。
この公園でも、以前ほどこのハチを見かけなくなったように思います。巣が見つかり次第駆除されるからでしょうが、我が国を代表するこの強大な昆虫が少なくなるのは寂しいですね。

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(2018.11.27・明石公園)

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2018年11月30日 (金)

クロオオアリ

ウバメガシの幹から樹液が染み出していて、クロオオアリが集まっていました。
さすがにこの季節になると樹液に集まる虫も少なくなるようで、他にはオオスズメバチが何度か飛んできたくらいでした。

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(2018.11.27・明石公園)

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2018年11月29日 (木)

クロハススジハマダラミバエ Anomoia permunda

伐採木の上を歩き廻っていたミバエです。
一見してハススジハマダラミバエ(Anomoia)の仲間ですが、この属には翅の斑紋がよく似た種がいくつも存在します。過去にもクチジロハススジハマダラミバエ A.leucochila?オスグロハススジハマダラミバエ A.?okinawaensis、そして未記載種らしきもの、を掲載していますが、今回の種は当ブログ初登場のクロハススジハマダラミバエ(ワモンハマダラミバエ) A.permunda だと思います。
よく乾いた幹の表面には餌になりそうなものは何も無いように見えますが、時々立ち止まっては口器を押しつけていました。体長は約4.5mmです。

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(2018.11.27・明石公園)

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2018年11月28日 (水)

マクラギヤスデ?の幼体

この秋の台風で落ちたらしい枝を裏返すと、白いヤスデの子どもが見つかりました。おそらくマクラギヤスデだと思います。体節は10個くらい、体長は約1.9mmです。

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久しぶりの虫撮りだというのに、カメラの感度を上げたままにしていたことに帰宅してから気付きがっかりです。

(2018.11.27・明石公園)

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2018年11月26日 (月)

カラムシ目の一種(?Tintinnidae)

以前掲載したビンガタカラムシ(Favella sp.)やスナカラムシ?(?Tintinnopsis sp.)と同じくカラムシ目(有鐘目)の繊毛虫です。殻は細長く透明で、砂粒などの付着物はありません。また殻の口の部分はラッパ状に広がり、後部は細くなっていますが、残念ながらゴミに隠れて後端部がよく見えません。
いつもの日本海洋プランクトン図鑑で調べるとこのような特徴に該当するのはTintinnidae(チンチヌス科)なのですが、これで当たっているかどうか分かりません。
後端部にくっついたゴミから分離しようとカバーガラスをつついたり、横から水を足したりしてみたのですが離れてくれませんでした。

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動画です。

(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月25日 (日)

サシバゴカイの一種(?Typhlosclex sp.)

体長1.5mmほどのゴカイの仲間です。シャーレの海水の中では盛んに体をくねらせていました。
おそらくサシバゴカイ目で、保育社の日本海洋プランクトン図鑑に掲載されているヤムシゴカイ科のTyphlosclex mülleri という種に似ています。そこでTyphlosclex で画像検索をかけるとよく似た画像がいくつか出てきました。同種ではなくても属はこれで合っているのではないかと思います。幼生と呼べる段階なのかどうか分かりませんが、多分まだ成体ではないのでしょう。

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動画です。

(2018.11.08・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月24日 (土)

ウキヅノガイの一種の幼生

ウキヅノガイは人気者のクリオネ(ハダカカメガイ)と同じ翼足類と呼ばれるグループに属する軟体動物で、以前掲載したクチキレウキガイもこれに近縁です。もっとも翼足類と言う分類群は現在では使われていないそうですが、近い仲間であることには間違いありません。
このウキヅノガイの成体は8年前の記事に動画だけ出していますが、今回は幼生で、成体のように肢を文字通り翼のようにはばたかせるのではなく、その周囲に生えた繊毛の運動で泳いでいました。

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画面中央の楕円形の袋のようなものが胃でしょうか。

動画です。



(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月23日 (金)

不明幼生?

海で採集したプランクトンですが、いまのところ何の類なのか見当がつきません。何かの幼生だろうと考えているのですが、違うかもしれません。形は少しひしゃげた帽子に似ていて、体表に生えた繊毛の運動で泳いでいるようです。

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全体の形は次の動画の方が良く分かります。


(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月21日 (水)

ディプロプサリス属?の一種(渦鞭毛藻類)

引き続き渦鞭毛藻類です。細胞の形は前2種に比べるとかなり扁平で、譬えるならハンバーガーか三笠饅頭でしょうか。ディプロプサリス属 Diplopsalis ではないかと思いますが、自信はありません。前2種と同様、2本の鞭毛の運動でくるくる回転しながら泳いでいました。

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すべて同一細胞です。

動画です。

(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月20日 (火)

ゴニオラックス属の一種(渦鞭毛藻類)

昨日のプロトペリディニウムと同じ渦鞭毛藻の一種で、これはゴニオラックス属 Gonyaulax の一種だと思います。この属では Gonyaulax polygramma という種がよく知られているようで、ネット上でも多数の画像が見られます。下の写真もこの種かも知れません。大規模な赤潮の原因となる種で、またヤコウチュウのように発光するそうです。スジメヨロイオビムシと言う和名がつけられています。

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動画です。



(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月19日 (月)

プロトペリディニウム属の一種(渦鞭毛藻類)

「日本の海産プランクトン図鑑」(岩国市立ミクロ生物館監修)ではこのProtoperidiniumにスケオビムシ属という新称があてられています。葉緑体がなく透明感があることがその名の由来でしょう。渦鞭毛藻類はその多くが赤潮の原因になることで知られていますが、このスケオビムシ属は単独で赤潮を形成したという報告はなく、無害とされているとのことです。

Protoperidinium_sp
くるくると回転しながら泳いでいるのを撮影したもので、すべて同じ細胞です。
左下のカットで長い縦鞭毛が、その隣のカットでは赤道部を巡る横溝に沿う横鞭毛がどうにか見えています。

次の動画は上の写真とは別のやや小型の細胞ですが、同種だと思います。

(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月18日 (日)

ウズムシ類のミュラー幼生

引き続き海の幼生プランクトンです。
昨日のピリディウムに似ていますが、これはウズムシ類のミュラー幼生 Müller's larva だと思います。海産のウズムシの仲間と思われるものはこちらこちらに掲載していますが、今回撮影した幼生がどのような姿の成体になるのかは見当がつきません。
ピリディウムと同様に立体的で厚みのある体をしているので全体像が掴めるような写真がなかなか撮れませんが、最後の動画でおおよその体型は分かっていただけると思います。

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同じ個体を撮った4カットを合成しています。下もすべて同一個体です。

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体から突き出している鰭のようなものは腕と呼ばれているようですが、全部で八つあるそうです。体表に無数の繊毛が生えていて、その運動で活発に泳ぎます。

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頭端(右側)から長い毛束が伸びています。後端にも同様の毛束があるはずですが、確認できる写真が撮れませんでした。

動画です。動きを追いきれなくて見苦しい部分もありますがご勘弁ください。



(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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2018年11月17日 (土)

ヒモムシ類のピリディウム幼生

このブログでは何度も登場している(2013.02.11/2013.07.08/2018.02.17)ヒモムシ類のピリディウム幼生 Pilidium lava です。過去に掲載したものと見比べると、それぞれ形や大きさに違いがあって、すべて別種なのかそれとも同じ種も含まれているのか、今のところ判断がつきません。
非常に面白い形をした生き物なので、自由に泳がせていろいろな角度から見られるようにカバーガラスとスライドガラスの間を1mm弱開けているのですが、その分動きも活発になるので追いかけながら撮影するのは結構大変です。

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ピントの浅い写真を数枚並べただけでは全体の形を想像しづらいのですが、次の動画をご覧いただくと少しは分かりやすくなると思います。

(2018.11.06・西舞子海岸にて採集)

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