2017年6月27日 (火)

ナガタマムシ属の一種( Agrilus sp.)

サクラの葉裏で見つけた小さなタマムシで、ナガタマムシ属 Agrilus だと思います。
体長は約3.9mmで、この仲間でも小型の方でしょう。保育社の甲虫図鑑には多数のAgrilusが掲載されていて多分その中のどれかに該当するんでしょうが、絞り切れませんでした。

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右の上翅に黒っぽい帯が見えますが、左には無いようなのでおそらくこの個体だけの傷か何かでしょう。

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(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月24日 (土)

ヨツボシホソバ?・♂

タイトルには一応疑問符つきでヨツボシホソバとしましたが、ネットで調べてみるとヨツボシホソバ Lithosia quadra とウンナンヨツボシホソバ L. yuennenensis は雌雄ともに酷似していて、外見での区別は無理なようです。せめて分布域からの推測でも出来ればいいんですが、「明石の蛾達」のYAMKENさんも同じ明石公園で両種を確認されているので、どちらの可能性もありそうです。

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顔の鱗紛は鋼のような光沢があります。

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翅の表面は艶があって滑らかですが、鱗紛がとても細かいことがその理由のようです。

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脚の鱗紛。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月22日 (木)

キイロテントウの卵とタマバエ?の幼虫

白っぽく粉を吹いたアラカシの葉の裏を見上げていると数匹のキイロテントウの姿が見えたので、葉を引き寄せて虫眼鏡で探すと卵が見つかりました。

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卵殻の下に幼虫の3個一組になった単眼が透けて見えています。この卵は孵化が近づくと表面に粉を吹いてくるようです。孵化直後の幼虫はこちらに載せています。

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同じアラカシの葉裏にいた、タマバエ類と思われる幼虫たちです。大きいもので体長1.3mmくらい。毛の先についた透明の粒はうどんこ病菌の胞子(分生子)ではないかと思います。キイロテントウと同じ菌食性なのでしょうか。

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歩き回っているのもいました。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月21日 (水)

サツマキノメイガ

これはサツマキノメイガ Nacoleia satsumalis だと思います。サクラの葉裏にとまっていました。

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前翅長約8mm。普通種だそうです。

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(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月20日 (火)

ネズミモチの蕾に産卵するコガネコバチの一種(改題)

* 2017.06.20・記事訂正 *

本日同じ場所に行って確認したのですが、タイトルと記事の中でトウネズミモチとしていたのはネズミモチの間違いでした。両種の木が交互に植えられているので取り違えたようです。タイトルと記事を訂正しました。

3週間ぶりの虫撮りにいつもの公園に入ると、生垣のトウネズミモチ ネズミモチの花が咲き始めていて、その花穂の間を小さなハチが歩き回っていました。コガネコバチの一種です。
トウネズミモチネズミモチの花は白くて当然蕾も白いのですが、その中に黒っぽい紫色に変色した蕾が多数混じっていて、コガネコバチはそういう蕾に産卵管を突き刺していました。おそらくこれら変色した蕾の中では何らかの昆虫が育っていて、コガネコバチはその昆虫に寄生するのではないかと思います。
こんな小さな蕾にどんな虫が寄生するのか、タマバエあたりかと思ってネット情報を探してみましたが参考になりそうな記事は見つかりませんでした。

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体長は約2.2mm。

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黒紫色に変色した蕾はかなり堅くなっていて、そのいくつかを割ってみました。

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こんな感じですが、卵か幼虫らしきものも見当たらず、これがどういう状態なのか私には分かりません。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月19日 (月)

ホソガ科の一種

これはホソガ科の一種だと思いますが、種名が分かりません。
頭端から翅端まで約5mmで、桜の葉の裏にとまっていました。

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なかなか美しい立ち姿です。

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前・中脚と翅の先で体を支え後脚は葉に接していないように見えます。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月 6日 (火)

ムツボシタマムシ・産卵行動

伐採木置き場で久しぶりにムツボシタマムシ Chrysobothris succedanea を見つけました。産卵場所を探しているらしい雌で、腹端から産卵管を伸ばしながら歩き回っていました。

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わずかな時間立ち止まってくれましたが、こういう光り物をストロボ一発で撮るのはかなり無理がありますね。

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この日は周りの伐採木を多数のクビアカトラカミキリも駆け回っていたのですが、こちらの方ははるかに足が速い上にほとんど静止することもなく、1枚も撮ることができませんでした。

(2017.05.26・明石公園)

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2017年6月 3日 (土)

イスノキの実から出てくるカタビロコバチの一種・♀

昨日の記事の続きです。
昨年もこのカタビロコバチの一種の雄が雌の誕生を待ち構えているところは観察していたのですが、実際に雌がイスノキの実から出てくるところ(羽脱と呼ぶそうですね。)は見られずに終わりました。
今回は是非その瞬間を捉えたいと思い、沢山の枝を虱潰しに探し回った結果、ようやく一つだけ、すでに脱出口を開いた雌が顔を覗かせている実を見つけることが出来ました。その後の経過は以前に見たニッポンオナガコバチイスノキモンオナガコバチの場合とほとんど同じです。

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顔を出した雌を挟んで2匹の雄が睨みあっています。

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翅を立てて互いに威嚇。

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その間にも雌はせっせと脱出口を拡げています。

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頭が出てきたところで3匹目の雄が参戦。

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雌誕生の瞬間はGIFアニメで。
手持ち撮影のためフレームが安定せず見苦しいところはご勘弁ください。

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えらい騒ぎですが、4匹がほぼ同一平面上に並んでくれたのが撮影者にとっては幸運でした。

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近くの葉に飛び移って、雄が2匹になりました。

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最後に残った雄との交尾が見られると期待しましたが、このまま飛んで行ってしまいました。それにしても、雌雄でプロポーションがずいぶん違うもんですね。

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おまけは雄の触角です。

(2017.05.26・明石公園)

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2017年6月 2日 (金)

昨年に続き、イスノキの実に産卵するカタビロコバチの一種

昨年初めて見て記事にした、イスノキの実に産卵するカタビロコバチ科 Eurytomidae の一種が今年も見られました。前回とはわずかに2日違いの日付です。
枝の周りを多数の雄が飛び回っていて、最初にそれに気づいたのをきっかけにたくさんの実をつけた枝の間を丹念に探すと、やがて産卵中の雌が見つかりました。おかしなもので、はじめ全然何もいないように見えたのに最初の1匹を見つけると次々と何匹も見つかります。

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カタビロコバチの仲間には虫こぶを作る昆虫に寄生するものが多いそうですが、先日同じイスノキで去年の実にたくさんの蛹の殻を残していたタマバエと何らかの関係があるのかも知れません。

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最後の写真だけ別個体です。

(25017.05.26・明石公園)

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2017年6月 1日 (木)

クモの卵嚢?

葉の裏を探していると時々見かける物体で、クモの卵嚢ではないかと思っているのですが、本当のところは分かりません。直径3.5mmくらいです。
造形が美しいので何度か撮っているのですが、全体が綿のような真っ白なので写真ではその形がなかなかうまく再現できません。

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中心にうっすらと黄色い部分が見えます。中の卵の色でしょうか。

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(2017.05.26・明石公園)

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2017年5月31日 (水)

アザミウマの一種

ヤブニッケイの葉の裏に、きれいな色あいのアザミウマがいました。
去年の今頃、イヌビワの葉裏で一匹だけ見つけたものと同じ種だと思いますが、今回は周囲の葉で多くの個体が見つかりました。
このヤブニッケイは多くの葉にニッケイトガリキジラミの寄生によるゴール(ニッケイハミャクイボフシ)が形成されていて、葉裏から見るとその部分が陥没して穴になっています。アザミウマの何匹かはその穴を覗き込んでいるように見えたので、このトガリキジラミのゴールに何らかの関係を持っているのではないかと想像してみましたが、それ以上の行動も見られなかったので多分無関係なんでしょう。

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体長は1.5mm前後。

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反り返った姿勢なので背面全体にピントを合わせられません。

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この穴にいかにも興味ありげに見えるのですが…。

(2017.05.26・明石公園)


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2017年5月30日 (火)

オナガアシブトコバチ

セイタカアワダチソウの上をアシブトオナガコバチ Podagrion nipponicum が歩いていました。
カマキリの卵嚢に寄生するハチですが、以前の5月6月に産卵を見ているので、この雌も寄主を探している最中だったものと思われます。

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全身を写したつもりだったのに、産卵管が切れています。

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せっせと歩き回りほとんど立ち止まってくれないのでこんな写真しか撮れませんでした。

(2017.05.12・玉津町水谷)

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2017年5月28日 (日)

キンモンホソガ属の一種

これはキンモンホソガ属 Phyllonorycter の一種だと思います。以前に同じタイトルで出したものと似ていますが翅の模様に違いがあるので別種でしょう。ネット画像を探してみるとそらさんが掲載されているものが一番似ているようですが、前の記事にも書いたように Phyllonorycter の中でもこれに似た斑紋を持つ種にはいくつかの酷似種が存在して、外見で同定するのは無理なようです。

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頭端から翅端まで約4mmです。

(2017.05.12・玉津町水谷)

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2017年5月27日 (土)

コフキゾウムシ

昨日のメダカナガカメムシと同じ場所で、同じクズの葉の上にいたコフキゾウムシ Eugnathus distinctus の雌雄です。
このゾウムシも個体数は多く、雌雄のペアもたくさん見かけたのですがやはりかなり臆病で、すぐに葉裏に逃げ込んだりポロリと落ちたりしてしまうので顔面のアップなどは撮れませんでした。

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雌は雄を背負ったまま、せっせと葉を齧っていました。

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体を覆う青い鱗片が綺麗です。

(2017.5.12・玉津町水谷)


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2017年5月26日 (金)

メダカナガカメムシ

この季節、クズの葉裏に多数集まっているのをよく見かけるメダカナガカメムシ Chauliops fallax です。
この日も葉を一枚裏返せば必ず数匹は現れるというくらいの盛況だったのですが、なにしろ逃げ足の速い連中で、葉をめくるが早いかぞろぞろと反対側へ移動してしまいます。多くが雌雄のペアで、雌が雄を背負ったまますたこら逃げていくのですが、中には呑気なペアもいて、なんとか撮影することができました。

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下の雌で体長約2.6mmです。

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(2017.05.12・玉津町水谷)


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2017年5月25日 (木)

ウロコアシナガグモ♀とタカラダニの一種

頭上の葉裏になにやら赤いものが。

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ウロコアシナガグモにとりついたタカラダニでした。

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卵嚢を守っているようですが、この状態で卵を産んだんでしょうか。それとも守りの態勢に入って不活発になったところをダニに狙われたのかな。

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ダニは憎たらしいほど丸々と太って、クモさんには気の毒としか言いようがありません。

(2017.05.12・玉津町水谷)

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2017年5月24日 (水)

ヒメグンバイ

新緑のコナラの葉叢を見上げていると、ポツポツと越冬明けのヒメグンバイが目につきました。

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2匹の間の主脈には産卵痕が並んでいます。こういう時は葉をつまんで撮影していても遠くへ逃げてしまわないことが多いのですが、卵を守るためではないかと思っています(こちらの記事を参照)。例えば、こういう災難を防ぐ効果があるのかも知れません。

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産卵痕は同じグンバイ仲間のナシグンバイのものに似ていますが、まだ産卵の様子も孵化の瞬間も見たことがありません。1、2齢と思われる幼虫はこちらに載せています。

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これは別の葉ですが、交尾をしています。雄も越冬するということでしょうか。なんとなく、秋のうちに交尾をして雄はそのまま死んでしまうのかと思っていました。とすると1枚目に写っている2匹も雄と雌なのかも知れませんね。

(2017.05.12・玉津町水谷)

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2017年5月23日 (火)

卵に糞の上塗りをするムシクソハムシ

コナラの葉の上に乗っかっているムシクソハムシ Chlamisus spilotus。同属のツツジコブハムシに酷似しているので正確にはこちらのように腹面の特徴を確認しないと決められませんが、コナラにいたのでムシクソにまず間違いないと思います。

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姿勢が妙なので死んでいるのかと思えば、ちょうど卵を産んだところでした。

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産んだばかりの卵に自分の糞を塗り付けています。以前そらさんのブログで同属のツツジコブハムシの同様の行動が紹介されていましたが、私は初めてお目にかかる場面です。

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後脚を卵に添えて、ゆっくりと回転させながら糞の覆いを被せていきます。

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糞の壺がだんだん深くなってほとんど卵が見えなくなりました。

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最後のひと塗り。この直後、母虫は卵を置いて立ち去ってしまいました。

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糞のケースは高さ約1.1mm。孵化して一端から顔を出した幼虫はこの糞の家を背負ったまま歩き回り、体の成長とともに自分の糞を加えて住処を拡張していきます。大きくなるとこんなふうになるはずです。

(2017.05.12・玉津町水谷)


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2017年5月21日 (日)

ヤママユの幼虫

コナラの葉を食べていたヤママユの幼虫です

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3齢か4齢だと思います。食事中の毛虫芋虫は結構敏感で、枝葉に僅かでも振動を与えると即座に食事を中止して固まってしまうので撮影には気を遣います。

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もりもり食っていました。

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こちらは別個体。最初からこの姿勢で、数時間後の帰り道で見ても同じでした。脱皮の準備中だったのかな。

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こちらも別個体。きれいな毛虫ですね。

(2017.05.12・玉津町水谷)

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2017年5月20日 (土)

クヌギミツアブラムシ

コナラの新葉の裏についていた有翅のアブラムシと幼虫たち。クヌギミツアブラムシ Kurisakia querciphila の胎生雌とその子供たちでしょう。
このアブラムシについては5年前、やはりコナラの葉裏に有翅の成・幼虫が集まっている様子を記事にしていて、ezo-aphidさんからコメントをいただいています。そのまま引用させてもらうと、
「この有翅虫は、ニタイケアブラムシに見られるような平べったい越夏型幼虫(そらさんの、2012.05.05を参照)を産むのです。1齢幼虫のままで夏を過ごし、晩秋になるまで生育しません。同属のサワグルミミツアブラムシでは、越夏型1齢幼虫に(背面の毛の長さで)2型があるそうです。」そして「この有翅虫は、(中略)クヌギ類(別種ではサワグルミ)の新葉に行くはずなので、そこでこのように水平に翅を畳む有翅虫に注目すれば、0.5mmほどの平べったい越夏型幼虫を見られると思います。」
とあります。
つまり、下の写真に写っているの幼虫が越夏型1齢幼虫ということになるかと思うのですが、コメントの中でezo-aphidさんが引用されている、そらさんの記事のニタイケアブラムシのような平べったい体形ではないようです。私の解釈が間違っているのかも知れません。あるいはこの1齢幼虫はこれから平べったく変形して葉裏にくっつき、ひと夏を過ごすんでしょうか。

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成虫の体長は約1.4mm、翅端まで約3mm。

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幼虫は体長0.6mmくらいです。

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(2017.05.12・玉津町水谷)


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