2012年5月25日 (金)

アカスジシロコケガの繭

自分の毛で作った籠状の繭の中に納まっているのはアカスジシロコケガの幼虫です。砂防ダムのコンクリート面で、これから蛹化するところでしょう。

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図鑑の解説文には「体毛を1本づつ抜きとっては糸で綴り合わせ・・・」とありますが、一度その作業をこの目で見たいものです。

次の2枚は2年前に同じ場所で撮ったもので、繭の中ではすでに蛹化が終わっています。
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蛹の背面に幼虫の色模様がそのまま残っていますが、これは蛹化して日が浅いせいでしょうか。

(1~2枚目:2012.05.10/3~4枚目:2010.06.04・再度谷)

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2012年5月24日 (木)

ヒトスジヒゲブトキジラミの羽化

イヌビワの葉裏でヒトスジヒゲブトキジラミが羽化を始めていました。

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ちょうどその時期だったのか、同じ木で羽化途中や直後の個体をたくさん見かけました。

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上とは別個体です。すでに翅は伸びていますが体色はまだ薄く、翅も白く濁っています。

2年前に同じ場所で交尾中の雌雄を撮っていました。
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これが本来の成虫の色でしょう。腹端がよく見えないので雌雄の区別がわかりませんが、上の個体が風船のようなロウ物質を出しています。

(2012.05.10/4枚目のみ2010.06.04・再度谷)

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2012年5月23日 (水)

カクツツトビケラ属の一種(Lepidostoma sp.)

谷川沿いの木の根元近くに下向きに静止していたトビケラです。一見して大変特徴的な触角を持っています。翅端まで約10mmです。
ネット画像を探すとフトヒゲカクツツトビケラ Lepidostoma complicatum が最も近そうですが、
参照出来る近似種の画像が少ないので Lepidostoma sp.としておきます。

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密生した毛の中から複眼だけ覗いていて、顔の形もよく分かりません。

(2012.05.10・再度谷)

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2012年5月22日 (火)

オドリバエ科の一種(Chelipoda sp.)

昨年一昨年も出したオドリバエの一種です。カマキリのような前足で獲物を捕らえた姿を久しぶりに見つけましたが、満足に撮れないうちに逃げられてしまいました。

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獲物はタマバエの一種でしょう。前足の使い方がカマキリと同じです。ハイキング道沿いの広葉も上で何十匹も見ましたが、食事中はこの一匹だけでした。

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上とは別個体ですが、一匹捕らえて帰って深度合成撮影をしました。腹部が萎縮してしまったのが残念です。

(2012.05.10・再度谷)

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2012年5月21日 (月)

金環蝕

こんなものを撮るには満足な道具もないので眺めるだけで済ませるつもりだったのですが、やはりとりあえずカメラの準備もしなければ落ち着かないのが悲しい性です。

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今頃はネット上にもっときれいな画像が溢れていると思いますが、たまたま自宅が金環蝕帯の端っこに引っかかっていたもので、ご報告まで。

(2012.05.21/07:29:25・神戸市垂水区)


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ミツボシキアブモドキ

足元の葉にとまっていた大型のハエ。以前にも見た記憶があって漠然とミズアブの仲間と考えていたのですが、あらためて調べると翅脈も異なり、色形の似たものも見つかりません。ネット上をあてもなく探しているうちにAclerisさんの「いもむしうんちは雨の音」で同種と思われる画像が見つかりました。ミツボシキアブモドキ Xylomya moiwana という種で、キアブモドキ科に属するそうです。

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いつものMNDを見るとキアブモドキ科 Xylomyidae の翅脈図は2属しか図示されていませんが、写真は
Xylomya属によく一致します。体長15mmくらいです。


(2012.05.10・再度谷)
  

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2012年5月20日 (日)

シイノキクロカスミカメ

今年はこのカメムシが非常に多いようで、公園内のいたるところで見られました。

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シイノキクロカスミカメの、おそらくオスでしょう。翅端まで6mmくらいです。

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どんな植物で発生しているのかと思って探していると、1本のウバメガシの幹の周囲で脱皮殻や羽化したての成虫がいくつか見つかりました。中にちょうど羽化を始めたばかりのものがいたので、しばらくお付き合いしてみました。幼虫の背中が割れてから脱出完了まで10分程と、ごく短時間で終わってしまいました。

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上のウバメガシに近い石垣の垂直面でもあちこちに脱皮殻が残っていて、その中を幼虫や羽化したばかりの成虫を捕らえたアシナガアリが何匹か歩いていました。羽化前後の無防備な状態は捕食昆虫にとっては格好の標的なのでしょう。

(2012.05.06~07・明石公園)

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2012年5月19日 (土)

タマバチの一種

以前にも同じ時期に一度だけ撮ったことがあるのですが、アベマキの新葉に産卵するタマバチです。

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探せば同じ木で数匹産卵していて、写真は複数の個体が混じっています。

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この公園のアベマキでは例年同じ時期にこんな虫こぶがよく見られます。関係があるのかどうかわかりませんが、産卵時期に既にここまで成長しているのはおかしいですね。

(ハチ:2012.05.07/虫こぶ:2008.4.28 明石公園)

 

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2012年5月18日 (金)

クヌギミツアブラムシ

アベマキの新葉の裏についていたアブラムシです。

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図鑑を調べるとクヌギミツアブラムシのようです。大きさは1枚目の有翅成虫が翅端まで3mm前後、下の有翅幼虫が体長2mm前後です。

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寄生された葉はこんな感じです。

(2012.05.07・明石公園)


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2012年5月17日 (木)

ナミテントウの孵化

桜の葉裏についていたナミテントウの卵です。孵化直前で、幼虫の体節がはっきり見えています。

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適当な位置に黒い点が二つ並んでいると何でも顔に見えてしまいます。

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数時間後、もう一度見に行くとすでにほとんどの卵が孵化していました。

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一匹だけならそうも思いませんが、多数がひしめき合っていると不気味です。

(2012.05.07・明石公園)

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2012年5月16日 (水)

トビカスミカメ属の一種(Psallus sp.)

アベマキの葉裏にいたカスミカメムシです。カメムシ図鑑で調べるとよく似た種が複数存在するのでPsallus sp.としておきます。クリトビカスミカメ、カシワトビカスミカメ、ニセカシワトビカスミカメあたりが有力候補ですが、後2種は関西には分布しないのかも知れません。

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クリトビであれば「触角第1節基半部が暗化」しているはずなんですが、ちょっと微妙です。

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何度もフラッシュを浴びせると触角の手入れを始めました。体長約3.2mmです。

(2012.05.07・明石公園)


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2012年5月15日 (火)

跳ねる繭(ヒメバチ科の一種?)

カクレミノの葉にぶら下がった繭。有名なホウネンダワラ(ホウネンタワラチビアメバチの繭)にちょっと似ていて、糸の付け根の上には寄主らしき幼虫の残骸も残っているので同じヒメバチの仲間のものだと思います。
ぼんやり見ていると突然ピョンと跳ね上がりました。最初はクモの糸でも引っ掛けたかと思いましたが、こちらがじっとしていてもやはり5~6秒に1回の割合で跳ねます。中の幼虫が運動しているせいなんでしょうが、こんなものを見るのは初めてです。繭の長径は約5mmです。

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私の虫撮りカメラには動画機能がないので、何とか跳ね上がった瞬間を写しとめられないかとあてずっぽうで何枚もシャッターを切ってみましたが、さすがにタイミングが合いません。一旦あきらめかけましたが、ポケットの携帯電話で動画が撮れることを思い出してそれを使ってみました。


葉が揺れていて見づらいですが、どうにか繭の運動が確認できると思います。
最後に繭を持ち帰って自宅で羽化させようと考えたのですが、残念ながら撮影中に糸を離れて落下し、落ち葉の間で行方不明になってしまいました。動画の終わりの部分を見ていただければ分かると思いますが、繭は跳ね上がった反動ではなく静止状態から突然すっと落ちていくように見えます。中の幼虫が自分で切ったのでしょうか。

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寄主の残骸。全長約12mmです。
跳ねる繭の情報を探してみると「害虫屋の雑記帳」の記事が見つかりました。大きさも形も全く異なりますが、羽化してきたのはやはりヒメバチだったそうです。

(2012.05.06・明石公園)




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2012年5月14日 (月)

モチノキハマダラミバエの産卵

一昨年のちょうど今頃多数の産卵を見た、その同じモチノキにモチノキハマダラミバエが集まってきていました。

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すでにほとんどの実に黒い産卵痕がいくつもついていて、
2年前の写真(今年より2日早い5月4日)と比べてみると今年は産卵が始まるのが少し早かったのかも知れません。

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この写真では見えにくいですが、産卵中はお腹の一部が左右に風船のように膨らみます。

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上とは別個体です。
このミバエの種名を教えて下さった森林総合研究所の末松昌宏さんの記事がこちらで見られます。生活史や類縁関係についての詳しい解説、また寄生果実内の幼虫の写真などもありますので興味のある方は是非ご覧下さい。

(2012.05.06・明石公園)

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2012年5月13日 (日)

ケブカキベリナガカスミカメ

例年春から初夏にかけて出現する、翅端まで1cm足らずのスマートなカメムシです。いろんな木で見かけますがこの公園では特にアベマキに多いようです。

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そのケブカキベリナガカスミカメがアベマキの葉裏で、小さな繭に口吻を突き刺していました。

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繭はよく分かりませんがコマユバチのものでしょうか。カメムシの仲間には特に捕食性が強くなくても、機会さえあれば動物性の餌も食べるというものが多いようです。

(2012.05.06・明石公園)

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2012年5月12日 (土)

トビコバチ科の一種(?Ericydnus sp.)(改題)

暖かくなるとともにコバチ類も動きが活発になり、冬の間のようにおとなしく被写体になってくれることも少なくなりました。しかし中には葉っぱを持ち上げて覗き込んでもじっとしている暢気な奴もいます。

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イヌビワの葉裏にいたトビコバチの一種です。これまでにお馴染みになった種と比べると翅や触角が長く全体にスリムな体型なので、モニタで確認するまでトビコバチ科とは気付きませんでした。体長は約2.1mmです。
北隆館の大図鑑に当たってみると、配色は違うもののハネナガトビコバチという種によく似ていて、同じ
Grandoriella属ではないかと考えています。またその解説にはGrandoriella属は形態、生態ともにEricydnus属に酷似するとありますが、ネットで調べて見るとその後二つの属はシノニムとされたようです。九大目録を見るとハネナガトビコバチ Grandoriella japonica1種のみが記載されていました。

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初めて見る種なので採集して深度合成撮影をしてみました。
長い脚や触角があらぬ方向に伸びて何とも不細工な写真になってしまいました。少しは標本を整えることができればいいのですが、どうも私の手には負えないようです。

(2012.05.04・学が丘北公園)

* 2012.05.13・追記とタイトル修正 *

Grandoriella属とEricydnus属がシノニムとされたということでタイトルには前者を出していたのですが、ezo-aphidさんから現在はGrandoriellaが消えてEricydnusが残っていると教えていただきましたので、タイトルの属名も後者に変更しました。

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ベッコウガガンボ

今年はこのガガンボを見かける数が多いような気がします。

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交尾中のベッコウガガンボに別のオスが割り込もうとするのですが、メスは脚を上げて追い払おうとしているようです。

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追い払われても簡単にはあきらめません。

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オスの触角。正面から撮りたかったのですが位置が悪く、後ろからの撮影です。

(2012.05.04・学が丘北公園)

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2012年5月10日 (木)

ハネオレホソバエ科の一種(?ミナミハネオレホソバエ Strongylophthalmyia sp.)

過去にも何度か見ているのですが、体型よりもその行動で印象に残るハエです。

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マテバシイの葉上で、大きいほうがメスでその後ろの小さいのがオスでしょう。オスが交尾の機会を狙っている図だと思います。
メスは葉上を歩き回ったり水滴に口をつけたりして一見ごく気ままに動いているようなのですが、メスが動く度にオスもすかさず移動して常にその真後ろで、両者の体軸が一直線になるように定位します。この位置関係を保つためには、メスがちょっと向きを変えただけでもオスはぐるりと大きな円を描いて横歩きに移動しなければならないのですが、その反応は非常に早くて遠目には細長い一匹の虫が動いているように見えるほどです。
メスが翅を開いているのは既に交尾を受け入れる態勢ではないか想像するのですが、このオスはよほど慎重なのか、見ている間には交尾に至りませんでした。文字通りメスに「振り回され」ただけで終わってしまったのかも知れません。

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なにぶん動きが活発でほとんどアップが撮れなかったのですが、オスとその翅の写真を出しておきます。翅脈と外観の絵合わせではハネオレバエ科あたりかと思うのですが、全く自信はありません。体長はオス4.5~5mm、メス6mmくらいです。

(2012.05.04・学が丘北公園)

* 2012.5.11・追記と画像追加 *

ezo-aphidさんより、Psila属(ハネオレバエ科)ではないかとのコメントをいただきました。種名を調べるためには胸背部の刺毛数を見る必要があるということですので、拡大像を2枚追加します。上は翅のアップの写真と同じ個体、下は単独でいた別個体です。

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*2012.05.11・追記とタイトル変更 *

hehemanさんより、この種はハネオレバエ科ではなくハネオレホソバエ科で、おそらくミナミハネオレホソバエStrongylophthalmyia crinitaであろうとのコメントをいただきました。更にezo-aphidさんが岩佐先生にご照会して下さったところ、同種の可能性があるが確定できないとのご返事をいただきました。詳しくはコメントをご覧下さい。タイトルを「ハネオレバエ科の一種?」から表記のように変更しました。 

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2012年5月 9日 (水)

ホホジロアシナガゾウムシ

シンジュ(ニワウルシ)の若枝をホホジロアシナガゾウムシのつがいが歩いていました。

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顔では見分けがつきませんが、当然背負われているほうがオスでしょう。

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不自然に枝が折れたように見えるのはこのゾウムシが産卵のために切り落としたものでしょう。他にも雌雄不明のが1匹いました。手元の図鑑その他で調べた限りでは食樹として挙げられているのはハゼやヌルデなどのウルシ科で、ニガキ科のシンジュは含まれていません。あまり無いことなんでしょうか。

(2012.05.04・学が丘北公園)

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2012年5月 8日 (火)

キバネオオヒラオオドリバエ

以前にも何度か撮影したことのあるハエですが、つい先日のハンマーさんの記事を見て初めて名前を知りました。キバネオオヒラオオドリバエという長い和名に驚きましたが、北隆館の大図鑑に「♂の交尾器の背面が扁平」なことで近似種と区別できる、とあるので「ヒラオ」はそれに由来するんでしょう。(ただし北隆館では短くキバネオドリバエとなっています。)これはそのオスです。

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オドリバエというからには当然捕食性なんでしょうが(ハンマーさんの記事に「求愛餌」を抱えた雌雄の見事な写真があります)、この時は長い口吻を盛んにクサイチゴの花芯に挿入して蜜を吸っているようでした。捕食のためだけならこんな長大な口吻は必要ないでしょうから、おそらく花蜜も重要な栄養源になっているのではないかと想像します。

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撮影で驚かしたので、しばらく近くの葉上に退避してお化粧中。

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次の日に同じ場所で見たメスです。なにしろ市街地に囲まれた小公園なのでハンマーさんの写真にあるような見事な群飛はとても望めませんが、せめて交尾行動でも見たいものです。

(2012.05.03~04・学が丘北公園)

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2012年5月 7日 (月)

ヒメコバチ科Tetrastichinaeの一種・産卵

冬の間葉裏などでただじっとしている姿ばかり撮ってきたヒメコバチですが、その一種の産卵行動を見ることが出来ました。Tetrastichinae亜科のようです。

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見つけたのは沢山の赤い点のようなカシノアカカイガラムシが歩き回るアラカシの幹です。触角で足元を探りながらゆっくり歩くハチを見て、さてはこのカイガラムシがお目当てかと考えてしばらく追いかけてみました。やがてハチは白っぽくて半ば苔や木屑に覆われたような、一見樹皮の瘤のようにしか見えない塊をしばらく調べた後、産卵管を突き刺しました。

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同じ木の幹では他にも2、3匹同種のハチが歩き回っていましたが、周囲にいくらでもいる1mmばかりのカイガラムシや綿に包まれた卵塊(?)には全く興味を示さず、上の写真と同様の小さな瘤状の塊に産卵する行動を何度も繰り返していました。

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上の産卵シーンとは別の場所ですが、産卵管が突き刺されたのを確認した後でこの瘤のような塊を開いて見ました。色を見ればやはりカイガラムシのようですが、ただの不定形の塊のようにも見えます。以前の記事へのezo-aphidさんからのコメントに「ほぼ球形の中間幼虫(無脚!で口吻あり)」とあったのが、ひょっとしてこれのことでしょうか。

産卵していたハチを一匹採集して深度合成撮影をしました。

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いつものようにCombineZPによる深度合成です。倍率を上げるほど処理の不完全な部分が目立ってきます。また磁力線のような縞模様の出る原因もわかりません。元画像の露出のばらつきに原因があるのかも知れません。レタッチすればいいのですが、時間がかかるのでそのまま出しています。

(2012.05.03・学が丘北公園)

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