脱出に失敗したアブラバチの一種(タイトル変更)
死んだハチです。
カクレミノの落ち葉をひっくり返して見つけました。アブラムシに寄生するハチの一種だと思います。宿主の殻の中で羽化したものの、脱出に失敗したのでしょう。
後ろからです。腹部がまだ殻の中です。
冬場にこの辺で見つかるのはこんな小さなものばかりです。老眼の進んだ目には虫と見えたものが、ポケットからルーペを出して確認するとただのゴミだったりするのは毎度のことです。
(2010年1月上旬・明石公園)
* 12月3日追記 *
ezo-aphid さんより、このハチはアブラバチの一種である旨、教えていただきました。また、マミーのアブラムシはカクレミノフタオアブラムシという種ではないかということです。(コメント参照)
タイトルを「死んだ寄生バチ?」から「脱出に失敗したアブラバチの一種」に変更しました。
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コメント
おじゃまします。むしかえしのコメントで恐縮です。
まったくご説明のとおりと思います。翅脈から見て、アブラバチ科の一種、Aphidius sp.でしょう。
寄主のアブラムシは、あまり知られていない カクレミノフタオアブラムシCavariella gilibertiae Takahashiなのではないかと思います。成虫には尾片手前の背面に明瞭な突起があるはずです(双尾の由来)。このマミーは、たぶん、まだ幼虫なので特徴がよく出ていないのだろうと・・・・・。
投稿: ezo-aphid | 2010年12月 2日 (木) 12時07分
ezo-aphid さん、
古い記事にまで目を通していただいて恐縮です。
こんな写真からそこまでわかるとは思いませんでした。
この類のハチが産卵するところを一度ちゃんと撮影したいのですが、動きが速くてなかなか上手く撮れません。
アブラムシの方も次のシーズンには気をつけて成虫の写真を撮っておきたいと思います。
有難うございました。
投稿: おちゃたてむし | 2010年12月 3日 (金) 06時31分