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2010年1月13日 (水)

アカメガシワホソガ?

_dsc0057
大きくて丈夫なヤツデの葉の裏は、小型の昆虫やクモ類、カタツムリの子どもなどの格好の越冬場所になっています。
これはホソガの一種だと思いますが、自信はありません。頭から翅端までで5mmほど。この手の微小な蛾の種名を調べるとなると、私のような素人はまったくお手上げです。

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前から見たところです。
葉の裏にさかさまにぶらさがっている状態なので、上下が逆になるはずですが、葉を裏返して撮ったのでこうなります。
2年前の写真です。
(2007年12月下旬・明石市 明石公園)

* 2011.2.4 追記とタイトル変更

ezo-aphid さんと Hepota さんが詳しく検討して下さった結果、この蛾はホソガ科のアカメガシワホソガ(Deoptilia heptadeta Meyric )である可能性が高くなってきました。詳しくはお二人のコメントをご覧下さい。タイトルの「ホソガの一種?」を上記の種名に変更しました。

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

私ごときに判るものではありませんが、とりあえずの感想を。
ホソガ科を大図鑑で見ると、Caloptilia ハマキホソガ属のように思えます。この中で、斑紋が無地となるとハンノキハマキホソガとなりますが、この成虫は5月~10月に出現し、斑紋に変異が大きいものの、サイズ(開翅長)が14~15mmと大型です。結局、なんだかわかりません。日本では50種ほど知られているのに、図鑑には30種ほどしか載ってないので、無理はないですが。
もうすぐ(いつなんでしょうね)出版されるという、学習研究社の蛾類図鑑に期待するしかなさそうです。でも、こんな小さな蛾の大部分を網羅するとなると、高いものになりそう・・・・・。
 

投稿: ezo-aphid | 2011年2月 3日 (木) 12時06分

こんばんは。これが似ているかなと思いました。脚の模様とか。
http://www.jpmoth.org/Gracillariidae/Gracillariinae/Deoptilia_heptadeta.html

おっ、図鑑出るんですか。大図鑑で10万ですから…。

投稿: Hepota | 2011年2月 3日 (木) 20時50分

ezo-aphid さん、
古い記事まで見ていただいてありがとうございます。
素人の感想ですが、蛾、特に小型のものは明確な特徴を掴みにくそうで、同定も難しいんでしょうね。
学研から図鑑が出るんですか。
せめて近所の図書館で購入してくれる程度のお値段ならいいのですが。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月 3日 (木) 21時15分

Hepotaさん、
翅の白条が私の写真でははっきりしませんが、脚の模様はよく一致しますね。
これかも知れないと思いました。
「大図鑑」はまだ表紙も見たことないですが、10万もするんですか。ただ「大図鑑」で通っているというのがいかにも権威ありげでいいですね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月 3日 (木) 21時22分

Hepotaさん、ご指摘ありがとうござます。  ホソガ類もこうした静止中の姿での同定が期待されるようになるんでしょうかねー。
 資料作りにと、大図鑑のCaloptilia図版をカラーコピーして、Kumata(1982)の白黒図版に添付してみました。ホソガにも前翅斑紋の個体変異が大きい種がいる、ということがよく判りました。脚に注目されたのは、とても参考になりましたね。Gracillalia-Caloptilia群では、中脚の腿節・脛節が鱗毛で太くなってるそうなので、Caloptilia属ではないとわかりました。
 アカメガシワホソガ Deoptilia heptadeta について調べてみると、1)前翅長は3.6mm前後、2)出現期は春~秋、3)前翅斑紋は変異が大きく、前縁に明瞭な7白条がある~ほとんど褐色で無紋、まである(秋季には褐色傾向が強まるらしい)。アカメガシワも近辺にあるでしょうから、これらの点について、矛盾もなさそうです。前脚・中脚の脛節の濃色リングの種特異性については不明ですが、判別に使える形質なのかもしれません。ふ節の方は普通にありそうなので、ダメそうですが。
 と、もろもろ考えると、アカメガシワホソガとして妥当性はあるが決め手がない、となりましょうか。解剖しないと同定は無理でしょうから、「?アカメガシワホソガ」として整理してもいいかと思いますが。

 

投稿: ezo-aphid | 2011年2月 4日 (金) 00時33分

おはようございます。
ezo-aphidさん、検証ありがとうございます。似ているというだけで自身はありませんでしたが、白条が消失するような変異があるなら、アカメガシワホソガの可能性は高そうですね。
学研の図鑑、高くても良いので、シロウトが見ても楽しい図鑑にしてほしいなぁ。大きな生態写真がいっぱい載っていて、識別点が図で示されていて…。

投稿: Hepota | 2011年2月 4日 (金) 06時54分

ezo-aphidさん、Hepotaさん、おはようございます。
さらに詳しく調べていただいてありがとうございます。
アカメガシワホソガがかなり有力になってきたようなので、看板に揚げさせていただきます。
こんな小型の蛾の生態写真を図鑑の展翅標本の写真と対応させるのは難しいので、Hepotaさんの言われるような図鑑が是非欲しいですね。やはり安いに越したことはないですが。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月 4日 (金) 07時36分

画像が多いため少し重たいのですが、「 Acrocercops-group part 1 」とcinii でKumata et al.(1988)を呼び出すと、98頁に4枚のモノクロ写真(E-H)が出てきます。これで変異の大きさがお判りになるかと思います。この画像をよく見なおすと、7本あるはずの白斜条のうちそれらしき3本が見え、翅端に直線でしきられた白斑がありますね。晩秋の個体なので鱗粉が少し脱落したのでしょうか。濃褐色ではない点がひっかかりますが、個体変異かも、と。
 図鑑はへのご期待は、なんとも・・・・・。大きな需要があれば「どんな形もあり」なのですが、儲かるものではなさそうですし。カラー図版数を抑えて、執筆者も少なめにしたい、ということになりがちです。ミクロレピを拡大図示するなどしたら、それこそ画期的ですけど、図版が増えて高価になるでしょうね。日本は種類数が多い方なので、全種登載することも難儀だろうと思います。
 

投稿: ezo-aphid | 2011年2月 4日 (金) 08時53分

ezo-aphid さん、
さらなる情報をありがとうございます。
他に酷似する近縁種がいなければ、この種で決まりということですかね。
新しい図鑑については、正しい科名にたどり着くことすら困難な素人には、なるだけ多くの鮮明な生態写真が掲載されれば嬉しいんですが。
でも確かに図鑑は儲からないでしょうね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月 4日 (金) 20時15分

学習研究社からは、「日本産蛾類標準図鑑」として3月下旬ころに発行予定のようです。1がマクロ、2がミクロで、予想に反し(かつ、ご期待通り)全種・全亜種(?5000種)を登載したそうです。カラーページの体裁や説明内容、ページ数は判りませんが、そのうちちゃんとした予告が出るのでしょう。1冊26250円だそうですから、計52500円也です。講談社の大図鑑よりは安いですが。

「日本の鱗翅類-系統と多様性」 東海大学出版会 42000円(税込) こちらの方は2月下旬発行で、内容も詳しく説明されています。全く性格が違うものなので両方あるといいんでしょうが・・・・・・・。
http://d.hatena.ne.jp/yoshitomushi/20110117/1295228442

投稿: ezo-aphid | 2011年2月25日 (金) 21時02分

すみません。「日本の鱗翅類 系統と多様性」は、こちらの方が詳しくて、3月20日までの特価期間では37800円だそうです。
http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub337.html

投稿: ezo-aphid | 2011年2月25日 (金) 21時36分

ezo-aphid さん、
お知らせありがとうございます。
10万円でも5万円でも手の出ないことには変わりありませんが、せめて近所の図書館で購入してくれたら、と期待しておきます。
しかし正直なところ「系統と多様性」も含めて、たとえ手に入っても私が持っていても宝の持ち腐れにしかならないでしょうね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月25日 (金) 22時22分

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