ツツミノガ科の一種(タイトル変更)
またまた?付きです。
落ち葉にくっついていました。
蛾の幼虫のすみかには違いないと思うのですが、こんな格好のミノをつくる虫がミノガ類の幼虫の他にもいるのかどうか、不勉強で分かりません。
同じ場所の落ち葉の下からたくさん見つかりました。
幼虫のお顔が拝めるかと思いひっくり返してしばらく見ていたのですが、
根負けしてあきらめました。
長さ約5.5㎜、バックは私の手のひらです。
(2010年2月18日・明石公園)
* 12月3日追記 *
ミノガの仲間かと考えていたのですが、これはツツミノガ科の一種であることがわかりました。ezo-aphid さんに教えていただきました。詳しくはコメントをご覧ください。タイトルを「ミノガの一種?」から「ツツミノガの一種」に変更しました。
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コメント
またまた、おじゃまします。
これはツツミノガ科 Coleophoridaeでしょうね。
日本では、主に北日本から100種足らずしか認識されていません(世界で1000種ほど)。「誘蛾燈」197号、201号に、北日本産の10種類について筒状ミノの写真が載っていますので、ご覧ください。成虫が小型で派手模様はないためでしょうか、未記載種がまだたくさん残っているそうです。この蛾は、主として葉に付着して生食し、草本・灌木に多いようですが、高木にもいます。蛾の種類によって寄生植物は限定されているようなので、餌植物の種類が判れば既知種かどうか見当がつきそうです。ただし、関西地方や、常緑樹などについては、判っていないことの方が多いだろうと想像しています。
投稿: ezo-aphid | 2010年12月 2日 (木) 16時33分
ezo-aphid さん、こんばんは。
教えて頂いた雑誌は見る機会がなさそうなので、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」を参照させていただきました。似たようなのがたくさんいるんですね。この写真の幼虫は落ち葉の間で越冬していたものなので食草との関係はわかりませんが、活動期に見ることがあればその点にも注意したいと思います。しかし他の昆虫が盛んに活動するシーズンになると、こういう地味なものにはなかなか目が向きませんね。
早速タイトルを変更しておきます。ご教示ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2010年12月 3日 (金) 20時24分