ヒゲナガサシガメの幼虫
前回に続いて、サシガメ類の幼虫です。
トベラの葉の裏にいたヒゲナガサシガメの幼虫です。
この明石公園では初めてお目にかかる種類です。
そう遠くない他の公園などではよく見かけるのに、長年足しげく通っているこの場所では一度も見ていなかったので、ここにはいないものだと思っていました。
アップで撮ろうとしてわずかに枝に触れると、こんな硬直した姿勢になってしまいました。ちょっとナナフシを思わせます。
顔をアップで見ると、細かいゴミが一杯ついています。ハチやハエのような「化粧」はしなのでしょうか。
サシガメである以上は捕食性のはずですが、成虫も含めその現場を見たことがありません。他の場所で時々見かける成虫も、例外なくこの幼虫と同じように葉裏でじっとしているので、夜行性なのかもしれません。
(2010年2月18日・明石公園)
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コメント
こんばんは、
お聞きしたいことが、一つあります。
私は、普段は自然の光のみなので、シャッター速度の設定が遅めになります。
となると、ブレる確率が上がるので、同じカットを何枚も撮影します。
で、ストロボを焚いて虫の写真を撮っても、驚いて虫が逃げてしまうことって無いのでしょうか?
もしかして、一回でバシッと決めないといけないのかな?
中古のリングストロボを調達しちゃいましたが、最新機種非対応なので常にフル発光です。
虫は、ほとんど最短距離で撮ることが多いので(撮影距離の変化が少ない)、減光して
マニュアル設定すれば何とかなると思ってます。
その内、挑戦してみようと思ってます!
投稿: そら | 2010年2月22日 (月) 21時37分
こんばんは♪
私も、おちゃたてむしさんの撮影装備をうかがってみたいです(^o^)
小さな虫をこれほど鮮明に撮る秘訣はどこにあるのでしょうか?
アリが蟻酸を出している瞬間の映像なんて、こちらで初めて拝見しました。
私は、小さい虫はリコーのコンデジで撮っていまして、当然100%ストロボ撮影です。
でも、距離が近いと白トビするのが多くて、心配な被写体は光量を2段階減らして、3種類の光量で撮っています。
ヨコズナサシガメみたいにぴかぴかしたものとか、ベージュや白の虫は加減が難しいです。
ちなみに、コンデジのフラッシュでは虫はそれほど逃げませんね。
将来的に、お金が貯まれば(難)、マクロレンズで撮ってみたいとは思っているのですが・・・。
大きなスロトボにディフューザーとかつけて大掛かりな仕掛けで撮られているのでしょうか。
投稿: 夏子 | 2010年2月23日 (火) 00時12分
そらさん、ご質問ありがとうございます。
私も「下手な鉄砲・・・」を地で行くほうなので、最初の一枚で逃げてしまわれるとお手上げです。
確かにフラッシュ一閃でとんで逃げる虫もいますが、幸い大多数はごく無頓着に見えます。
フラッシュに敏感な少数派には小型の蛾類と、同じく小型のハエ・カの類が多いようです。
そんな虫にあたると一眼レフの場合、一枚撮ってミラーが戻った時には被写体は影も形も見えません。昆虫の反射運動の速さには驚かされます。
とんで逃げなくても、一瞬衝撃を受けたように身じろぎしたり後ずさりしたりすることもあります。
それで最初の一枚だけでもちゃんと写っていればまだいいのですが、困るのはデジタル一眼と専用フラッシュを使って自動調光で撮る場合です。露出決定のためのプレ発光の段階で、逃げる虫なら逃げてしまいますから、つまり一枚も撮れないという結果になります。
それを避けるにはマニュアル調光で撮るか、あらかじめ適当な物にレンズを向けてプレ発光し、露出を記憶させるしかありません。
私はと言えば、撮りたい虫に逃げられれば、またか、とつぶやいて次を探します。
あまりお役に立てなくてすみません。
投稿: おちゃてむし | 2010年2月23日 (火) 21時33分
こんばんは、
ありがとうございました。
やはり、実地経験を積むしか無さそうですね。
当面、今まで通りストロボ無しでたくさん撮ってからストロボ焚くことになると思います。
デジタルになったときに、なぜ古いストロボが対応しなかったのか、
調光のためのプレ発光があったのですね。
先日、ストロボの情報を眺めていてプレ発光の件を知りました。
私の場合は「やはり、ストロボ無しで行くか~」になるのでしょうかね(^^)。
夏子さんへ
ストロボ直接だと、きつい感じに撮れるのでティッシュなんかでソフトな光にした方が、自然な感じになるんじゃないかな?。
3種類なんて言わないで、もっとたくさん撮りましょうよ!!
投稿: そら | 2010年2月23日 (火) 22時15分
夏子さん、こんばんは。
私の撮影機材ですが、比較的大きな被写体の場合はデジタル一眼にごく普通のマクロレンズ(60/2.8)、フラッシュが要るときはカメラ内蔵のものを使います。
ご質問の高倍率の場合ですが、レンズはフィルムカメラの時代の、オリンパスOMシリーズ用のズイコー80/4マクロと38/2.8マクロの二本です。
どちらもベローズか専用中間リングに付けて使うための接写専用レンズで、20年も前のものですが、これを半自作のベローズを介してニコンのデジタル一眼に取り付けています。
こっちの方はすべてフラッシュ撮影ですが、大光量は必要ないのでニコン用の一番小型のものに、クリアファイルの表紙やアルミテープ、マジックテープで作ったディフューザーをつけて使っています。
というようにかなり大げさでしかも変則的な機材なのであまり参考にはならないと思います。
現行機種でこの程度の撮影倍率をカバーするのは、キャノンの65/2.8のマクロだけだと思います。
レンズ単体で等倍から5倍までカバーするというのは大きな魅力で、私も使ってみたいのですが高くて手が出ません。
他の方法としては、フォーサーズサイズのカメラに等倍まで撮れるマクロレンズと、2倍のテレコンバーターを組み合わせれば35mm判換算で約4倍、撮影範囲6.5×8.5㎜の撮影が可能です。
最後に、ハンマーさんが使っておられる方法です。
(ハンマーの虫のページ2、機材の紹介は2009.1.25の記事にあります。)
12倍ズームのついたコンデジに、複数のクローズアップレンズを組み合わせて使っておられるようですが、かなりの高倍率にもかかわらず写真は驚くほどシャープです。
(このブログはご存知だとは思いますが、もしまだでしたら是非見てください。驚くような写真満載です。)
先に紹介した私自身の機材や、キャノンの高価なマクロレンズの組み合わせなどよりはるかにコンパクトで効率的な方法だと思います。
付け加えるならば、クローズアップレンズの効果はレンズの画角が狭いほど大きくなるので、小さいものを大きく撮るのが目的なら望遠側にズーム域の広い、12~20倍程度のレンズがついている方が有利です。
クローズアップレンズの取り付け方法やレンズ周りの強度、液晶ファインダーでのピント合わせ(AFはほとんど機能しなくなります)など、いくつか問題はありそうですが、かなり有望だと思います。
大げさな機材にわれながらうんざりしているところなので、私も一度試して見たいと思っています。
長くなりましたが、私自身機材をいろいろ工夫するのが好きなもので、つい余計なことまで書いてしまったようです。ご参考になる部分は少ないと思いますが、ご不明の点があればなんなりとご質問ください。
投稿: おちゃたてむし | 2010年2月23日 (火) 23時55分
おちゃたて先生、そら先生、
こんなダメ生徒に、お時間を割いていただきまして、ありがとうございます
小予算、軽量がモットーですので、どちらかというとハンマーさんの装備に惹かれます。
おまかせカメラ専門の私にはちょっと理解不能な所が多かったですが(^_^;)、
自分には「アリの蟻酸」は遠い道だなあということがわかりました。
時間をかけてよく考えたいと思います。
今日もズグログモの幼体(2ミリ)を上手く撮れなくて、泣きました。
そらさんへ、
3種類のフラッシュのモードでそれぞれいろんな距離でたくさん撮ってるということです。
説明不足で失礼いたしました。
リコーの前の世代のコンデジは光量の調整が出来なかったので、障子紙を切って使ってました~。
でも、やっぱりきつい感じにはなってしまいますね。
投稿: 夏子 | 2010年2月24日 (水) 21時21分