キジラミ2種
3月に入ったというのにまだ春らしい写真が撮れません。
シャリンバイの葉の表にいたキジラミです。
この仲間も葉から吸汁するたいがいの虫と同じく葉の裏側にいるのが普通ですが、この種はよく表に出ています。
体長(翅端まで)約3mmです。
正面から。
顔はやはりセミに似ています。
同じシャリンバイの、これは葉の裏にいた幼虫です。多分上の成虫と同種だと思います。
キジラミ類の幼虫は格好が面白く、また色もきれいなのが多いのでよく撮ります。
上のと同じ公園内のトベラの葉の裏で見つけたキジラミです。
よく似ていますが別種だと思います。
体長(翅端まで)約3.7mmありますが翅が長いので、体の大きさは前種と同じくらいです。
正面から。
顔立ちも先の種とは少し違うようです。
(2010年2月22日・明石公園)
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コメント
こんにちは、
キジラミの幼虫が、薄べったいことは最近知りました。
成虫になるときに、膨らむのでしょうかね?
撮影の情報、色々とありがとうございました。
やはり、その位の値に落ち着くものなのですね。
私は、マクロ50mm/F2.8も持ってますが、ワーキングディスタンスの関係で、ほとんど100mmを使用しています。
被写界深度からすれば、50mmの方がベターなのですが、被写体に近づきすぎて逃げられてしまうことがありますので、私は100mmに落ち着きました。
投稿: そら | 2010年3月 3日 (水) 12時26分
こんばんは♪
今日久しぶりに雑木林に行ったら、シャリンバイの生垣にこの親子セットがたくさんいました。
自分でも撮影しましたが、本当はこういう顔をしていたんですね~。
もやもやが晴れた気分です。
先日のアブラムシはたくさん活動中でしたが、捕食者はまだ現れていないようでした。
ウロコアシナガグモはヤツデの裏から出て、綺麗な円網を張っているものもいました。
投稿: 夏子 | 2010年3月 3日 (水) 22時43分
そらさん、おはようございます。
私も初めてこの幼虫を見てからしばらくの間は、成虫とむすびつきませんでした。
別に狭い場所で暮らしているわけでもないのに、なんでこんな姿なんですかね。
ストロボ撮影でディフューザーを使うときは、被写体が近い方が拡散効果が高くなっていい場合も多いですよ。
投稿: おちゃたてむし | 2010年3月 4日 (木) 07時47分
夏子さん、おはようございます。
つい数日前に、仕事場のすぐそばにあるシャリンバイの植え込みにも、例のナシミドリオオアブラムシがたくさんついているのを発見しました。
さっそくルーペを持ち出して見てまわったのですが、成虫や生まれたてと思われる幼虫、それに卵も多数ついているのに、孵化途中の卵はひとつも見つかりませんでした。
好都合な場所なのでそのうち孵化の様子が撮れるかと楽しみにしています。
ところで夏子さんはクモに詳しいと思うのですが、ここで先日出したクモはウロコアシナガグモでよかったのでしょうか?
投稿: おちゃたてむし | 2010年3月 4日 (木) 08時03分
クモは好きなだけで、詳しくはないのです・・・。
ウロコアシナガグモだと思います。
私が見かけるのはもう少し緑が強い気がしますが、
こういうのは光の加減でいろいろ変わりそうですね。
ウロコアシナガグモはよく似たエゾアシナガグモというのがいます。
本州も生息域に入っていますが、山のクモだそうです。
おちゃたてむしさんのような写真が撮れれば、諦めていた幼体から成体にかけての成長記録が作れるのにな~とうらやましい気分です。
投稿: 夏子 | 2010年3月 6日 (土) 00時58分
夏子さん、ありがとうございます。
これまでほとんど無視していた小さなクモにも、興味がわいてきました。
写真を出す機会も多くなると思いますが、お気づきの点があればこれからも是非教えてください。
シャリンバイのアブラムシですが、昨日どうにか一匹だけ、幼虫の孵化が撮れました。
投稿: おちゃたてむし | 2010年3月 6日 (土) 06時45分