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2010年3月30日 (火)

ヒメコバチ科の一種(?Tamarixia)とキジラミの幼虫(改題)

昨日出したキジラミの幼虫と同じヤツデの葉裏です。
_dsc1633b
集団から離れたところにいた一匹のキジラミの幼虫に、小さなハチが近寄ってきました。体長1.5mmくらいで、寄生バチのようです。

_dsc1634b
キジラミに脚をかけながらその周囲を歩き回ります。

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やがて場所を決めたのか、幼虫の体に産卵管を突き刺したようです。
その間、キジラミの幼虫はほとんど無抵抗のように見えます。

_dsc1644b
反対側から撮ってみましたが、産卵管にピントが合わずはっきりしません。
幼虫の翅(の原器)の下から差し込んでいるようです。

(2009年3月17日・明石公園)

ここしばらく撮影に出かけられなくて、古い写真が続いています。こんなところでないと日の目を見る機会のない写真なので、それもいいだろうということにしています。

* 2011.1.23 追記とタイトル変更 *

この画像のハチについて上條博士から次のようなコメントをいただきました。

「?Tamarixia の1種 (ヒメコバチ科)です。写真からは属の特徴がわかりませんが寄主から判断しました。」

ということで、タイトルを「コバチの一種とキジラミの幼虫」から表記のように変更しました。

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コメント

生活が丸見えの写真いいですね。
新旧関係なくどんどん掲載してください。
(わたしは、)寄生バチや狩りバチの生活を楽しみにしています。
おなじ場面に遭遇したときのために...

投稿: jkio | 2010年3月31日 (水) 09時43分

jkioさん、こんばんは。
しばらくの間、いいわけ付きの記事が多くなりそうです。
寄生バチ・狩りバチは私にもとても興味があります。
たとえごく普通の種であっても、その生態の一端がうかがえるような場面を捉えることが出来ればと願っていますが、機会は多くはないですね。

投稿: おちゃたてむし | 2010年3月31日 (水) 21時39分

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