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2010年6月18日 (金)

ヒゲナガケンミジンコの一種とトリコディナ

以前、冬に採集したものの写真を出しましたが、これも同じヒゲナガケンミジンコの一種です。採った場所も同じで大きさも同じくらいですが、同種かどうかはよくわかりません。少し形が違うようにも見えます。

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冬の時と違って、ほとんどの個体に寄生虫がたくさんついています。

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お椀を伏せたようなものが複眼の周りや腹部にたくさんくっついていて、すべるように動き回っています。ツリガネムシ近い繊毛虫の一種で、トリコディナ科に属する原生動物です。

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ケンミジンコをカバーガラスで押さえて動けなくしてしまうと、宿主からはなれガラスの下面について回っています。体の周囲に生えた繊毛を動かしてゆっくり回っている様はなかなかきれいなものです。
中心の、歯のようなものに囲まれた円い部分が口器だということですが、何を食べているんでしょうか。観賞魚などにトリコディナ症という病気を引き起こすのもこのトリコディナやそれに近い仲間とのことですが、直接宿主の体を食害するわけではないそうです。
この状態でしばらく見ていると、やがて動きを止めて底に沈んでいきます。水流がなくなると弱ってしまうのかもしれません。

(2010年6月8日・明石公園 乙女池で採集)

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淡水プランクトン」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、

いつ見ても、この透き通った感じがいいです!
プランクトンは、虫と違って何か神秘的な魅力がありますね(^^)
この世界にも、寄生虫は付きのもなのですか?
水の中も陸上と変わらないんですね(^^;。

投稿: そら | 2010年6月18日 (金) 12時23分

そらさん、こんばんは。
このトリコディナは陸上で言えばおそらくダニみたいなもので、どちらかといえば単純な寄生者だと思います。不勉強で知らないのですが、水中にも例えばヒメバチのような複雑巧妙な寄生者もいるんでしょうかね。

投稿: おちゃたてむし | 2010年6月18日 (金) 22時00分

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