モンキアシナガヤセバエの産卵
アラカシの幹に産卵するアシナガヤセバエです。この仲間にはよく似たホシアシナガヤセバエというのがありますが、これは翅に黒い点がないのでモンキアシナガヤセバエと判断しました。
樹液の出ている場所ではおなじみのハエですが、この時はカナブンやシロテンハナムグリで混雑する中心部を避けたのか、少しはなれた所で産卵していました。
交尾したあとメスは再び産卵を始めました。この公園のアラカシはシロスジカミキリに寄生されて樹液を流したり、幹が穴だらけになっているものが多く、ハエやアブの類にはそんな場所に卵を産みに来るものも多いようです。
(2010年7月5日・明石公園)
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コメント
こんにちは、
このハエは見たこと有りませんが、小綺麗な感じのアシナガヤセバエですが、比較的普通に見られる種類なのでしょうか?
私が知っているのは、ホシアシナガヤセバエですから、いわゆるハエ色した奴だけです(^^;。
3枚目のような写真は、ある程度狙いを付けて撮りに行くのでしょうか?
投稿: そら | 2010年7月12日 (月) 17時49分
そらさん、こんばんは。
実は今回この写真を投稿するためにあらためて調べるまで、「ホシ」と「モンキ」の違いも知らなかったのです。
過去の写真をざっと調べてみたところ、これまでに撮っているのはほとんどモンキのようですが、判別のつき難いものもあります。
少なくとも私の近所では、樹液を好む昆虫が集まるような所ではごく普通に見られます。
3枚目の写真ですが、特に狙って撮ったものではありません。このハエが集まっている所では交尾はときどき目にしますが、こちらの動きにはかなり敏感なので、撮る前に逃げられてしまうこともよくあります。
投稿: おちゃたてむし | 2010年7月12日 (月) 20時45分