ヨコエビ類
海岸でネットを曳くとよく入ってくる、小さなエビに似た生き物です。エビやカニは十脚目に属しますが、これは端脚目(ヨコエビ目)に属する甲殻類です。砂浜で石をひっくり返すとよく見つかる、ハマトビムシもこの仲間だということです。
もともと水中を浮遊しているわけではなく、海藻などに付着しているものがネットに入ってくるのだと思います。採集物を入れたシャーレの中でも海藻のかけらや何かの脱皮殻、その他ゴミのようなものにしがみついていて、それを取り上げられると大慌てで泳ぎ回り、再びしがみつくものを見つけるまでは落ち着きません。
たまに近所の海岸でネットを曳くだけでも、様々な色、形、大きさのものが採れるのですが、昆虫と違って図鑑もほとんどなく、種名の調べようがありません。眺めたり撮影したりして楽しんでいるだけです。
(2010年7月13日・神戸市 西舞子海岸で採集)
| 固定リンク
「海のプランクトン」カテゴリの記事
- ビンガタカラムシの一種(Favella sp.)(2019.05.04)
- カイアシ類の一種(2019.05.02)
- カザグルマケイソウ(Actinoptychus sp.)(2019.01.07)
- 渦鞭毛藻の一種(Cochlodinium sp.)(2019.01.04)
- ウズムシの一種?(2019.01.03)
コメント
ふおー、すごいですね!!!
体が豹柄(?)やピンク色で派手ですね
地元でこんなすごいものがとれているとは・・・・
驚きですねΣ(゚□゚(゚□゚*)
投稿: ぺろぽんぱ | 2010年8月11日 (水) 15時23分
ぺろぽんぱさん、
ケンミジンコやヨコエビ類などは結構色とりどりできれいです。
大きさも1mm以上あるものが多いので、鑑賞魚用の網で充分採れるし、10倍くらいのルーペで覗けば楽しいですよ。
投稿: おちゃたてむし | 2010年8月12日 (木) 00時28分