ホリカワクシヒゲガガンボの産卵
アラカシの幹で、ちょっとした窪みに水がたまって泥状になったところがあって、そこにガガンボのメスが産卵に来ていました。
泥の中に腹部を差し入れ、体を激しく上下させながら産卵しているようでしたが、近づきにくい場所の上にすぐに飛び去ってしまって、こんな写真しか撮れませんでした。
以前同じ場所で、同じような行動を撮影していました。これもエノキの洞のよく湿った部分です。
これも古い写真ですが、上2枚と同種のメスだと思います。ホリカワクシヒゲガガンボで間違いないと思いますが、いろいろなサイトを見ていると、前胸背板の色はオレンジ色から真っ黒まで変化があるようです。
(1枚目:2010年6月29日/2枚目:2001年6月15日/3枚目:1999年6月23日・すべて明石公園)
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コメント
こんにちは♪
ガガンボはこういうところで産卵するんですね。
最近、夜の虫捕りの時、樹液のそばでガガンボをよく見ます。
他のことに気をとられて無視でした(^_^;)
下の「インセクタゥム」というの、よさげな雑誌ですね。廃刊とは残念。
こういう知識の裏付けがあるから、素晴らしい観察なんですね。
もしかしたら、おちゃたてむしさんはコレ系が本業なのでしょうか?
投稿: 夏子 | 2010年7月 9日 (金) 15時03分
夏子さん、こんばんは。
正直なところ、知識など全くありません。
雑誌の記事についても、発刊当時ざっと目を通したきりで内容もほとんど憶えていなかったのを、実物を見るに及んで運良く思い出したというだけのことです。
その「インセクタリゥム」ですが、毎号専門的な研究を載せる一方で私のような素人にも親しみやすい、バランスのとれた良い雑誌でした。(この手の雑誌としては購読料も格安でした。)
私が知っているのは最後の8年間だけですが、廃刊は本当に惜しまれます。
ところで私の本業は昆虫にもその他の生物にも全く関連がありません、残念なことに。
投稿: おちゃたてむし | 2010年7月 9日 (金) 20時17分