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2010年7月11日 (日)

ヤマトタマムシ

6月中旬からこの公園を訪れるたびに覗いていたエノキの立ち枯れです。幹のぐるり一面に虫孔が開いていて、その多くがヒラアシキバチとそれに寄生するオナガバチのもののようですが、タマムシの楕円形の脱出口も根元付近を中心に沢山見られます。今シーズン新たに出来た穴も多いようです。

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この日ようやく、タマムシが一匹顔を出したところに間に合いました。

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頭の大きさからすればやや小型の個体です。せっせと周囲の壁を噛みひろげています。

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もう充分と思ったのか体を押し出そうとしますが、まだ出られなくて、後退して穴をひろげる作業を再開します。これまで見てきた中では一発で脱出に成功した例もありましたが、この個体は少々せっかちなようで、何度も同じことを繰り返します。

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何度目かの挑戦で、とうとう半身を乗り出したまま動けなくなってしまいました。出るに出られず、穴に戻るにも前胸背板の角がひっかかって戻れません。
しばらく見ていたのですが、自力で窮地から抜け出すのは無理だろうと判断して、ひっかかった部分を爪の先でそっと押して穴に戻れるようにしてやりました。
ところがそのことに余程驚いたのか、穴の奥深くに引っ込んでしまって、それきりいつまでたっても出てきません。なんとか最後まで見届けたいので、あたりをうろついて時間つぶしをしながら何度か戻ってみたのですが、再び顔は見られず、あきらめて引き揚げました。

同じ日に別のエノキで見たメスのヤマトタマムシです。

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産卵場所を探しながら歩きまわっていました。

(2010年7月5日・明石公園)

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鞘翅目」カテゴリの記事

コメント

狙って出会っておられるのが、毎度恐れ入ってしまいます(^_^;)

ところで・・・、
タマムシの眼は、複眼の境目が大きく拡大しないと目立たないのですね。

投稿: 夏子 | 2010年7月11日 (日) 10時52分

長年しつこく同じ場所に通っていると、めぼしい年中行事のスケジュールが少しはわかってくるので、ついそれに頼ってしまいます。しかしそれでは季節がひと巡りしてブログ2年目に入るとネタ切れ間違いなしなので、新規開拓の努力もしなければいけません。
タマムシの複眼については、言われてみれば確かに個眼の粒々がはっきり見えにくいですね。個眼のサイズが比較的小さいのと、表面が滑らかなこともその原因かもしれません。私は虫の顔のアップが好きでよく撮るのですが、甲虫の仲間には複眼の表面がつるつるで個眼の境目がほとんど見えないものが多い(例えばクワガタなど)という印象を持っています。

投稿: おちゃたてむし | 2010年7月11日 (日) 20時41分

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