アミメアリの引越し
エノキの幹を登っていく、アミメアリの行列です。
アミメアリは他種のような恒久的な巣を作らず、一時的な営巣場所から別の場所へ行列を作って引越ししているのがときどき見られます。この日見たのはちょっとまばらな行列です。
卵や幼虫、蛹は成虫が大アゴでくわえて運びます。この時運ばれていた中には卵や若齢幼虫は含まれず、この写真のような老熟幼虫と蛹だけでした。
たまに逆行しているのもいます。アリの蛹は成虫の形そのままで面白いですね。
小さなアリなのではなれて見ているとたいしたスピードではありませんが、この大きさで見れば飛ぶように駆け抜けていきます。なんとか見られる写真を撮るには、ひたすらシャッターを押し続けてまぐれ当たりに期待するしかありません。
(2010年7月23日・明石公園)
| 固定リンク
「膜翅目」カテゴリの記事
- モチノキタネオナガコバチ(2019.07.27)
- ナガコバチ科の一種(?Metapelma sp.)(2019.07.23)
- ウスマルヒメバチ亜科の一種(Lissonota sp.)(2019.07.18)
- フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)(2019.07.12)
- アミメアリ(2019.07.04)
コメント
アミメアリって本当に網目みたいな顔なんですね。
お尻のトンガリもちゃんと写っています!!
すごいな~。
私もそう思っていましたが、子どもたちに聞いても、「アミメアリはお尻がまん丸なアリ」というイメージですよね。
投稿: 夏子 | 2010年8月 4日 (水) 17時03分
夏子さん、こんばんは。
言われてみれば確かにそんな印象がありますね。いつもお尻を下に向けているからでしょうか。
ちょうどシリアゲアリ類と逆なのが面白いですね。
投稿: おちゃたてむし | 2010年8月 4日 (水) 20時53分