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2010年10月27日 (水)

ドクガ科の幼虫2種

同じ日に見た2種のドクガの幼虫です。嫌いな方はごめんなさい。

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リンゴドクガです。アラカシの枝の先を、葉から葉へと渡り歩いていました。
蛹化場所を探しているのかとも思いましたが、これで終齢なのかどうかも私にはわからないので、なんとも言えません。

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こっちはヒメシロモンドクガだと思います。
葉を食べているのですが、何の木だったかメモするのを忘れました。

ついでに、古い写真ですがこの毛虫の成虫です。

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ヒメシロモンドクガのオスです。
羽化したばかりのようですが、やはり樹種は記録していません。

* 10/29追記 *

リンゴドクガの幼虫は終齢ではなかったようです。YAMUKENさんに教えていただきました。(コメント参照)

(2010年10月15日・神戸市須磨区 奥須磨公園/成虫の写真のみ1994年6月2日・明石公園)

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

こんばんは♪

ヒメシロモンドクガの幼虫はよく見かけますが、成虫はこんな感じなんですか。
庭のモッコウバラの常連さんでしたが、幼虫のうちに燃えるごみに出してしまうので(^_^;)、
幼虫以外は繭も見たことがありません。

毒は弱いかないかという程度だったように思いますが、見るからに毒虫の雰囲気ですね。


投稿: 夏子 | 2010年10月27日 (水) 21時33分

なつこさん、おはようございます。

蛾もその幼虫も写真には撮っても真面目に名前を調べているものが少なくて、わからないものばかりです。
幼虫は目についても成虫にはなかなかお目にかかれない種が多いですね。

毒のあるなしにかかわらず、2種ともに手を触れたくない姿です。

投稿: おちゃたてむし | 2010年10月28日 (木) 06時25分

こんばんは、先日は寒いのに色々なお話を聞かせていただきありがとうございました。
未だ、リンゴの幼虫には出会えておりませんがこのタイプの特徴である背中の毛塊は成長と共に前のほうから順に4ッつ伸びてくるようです。
従って、リンゴの左も右も終齢幼虫にはなっていないようです。又、終齢でもっとフサフサした毛虫になるようです。
ヒメシロモンは終齢で良さそうです。
どちらも、毒は持っていないと聞いていますが取り敢えずは素手で触らないのにこしたことはありません。
ところで、リンゴの背中の黒い帯に気付かれませんでしたか?。
節と節の間にあり普段は隠れて見えず体を伸ばした状態で現れるのですが重要な役目を持っているようです。
ヒメシロモンにはありませんが、同じ様なタイプのスギドクガ幼虫にもあります。

投稿: YAMKEN | 2010年10月29日 (金) 00時16分

YAMKENさん、おはようございます。
こちらこそ、大変勉強になりました。ありがとうございます。
リンゴドクガの幼虫はなにやら落ち着かなげにうろうろしていたのでもしや、と思ったのですが、終齢ではないんですね。
それから、記事にはっきり書いていなかったのですが、リンゴの写真は左右同一個体です。右の写真の姿勢が面白いと思って2枚並べました。
背中の黒い帯ですが、以前別の場所で同じ幼虫を撮ったときにその使い道を見ました。刺激を受けた際に体を丸めてその部分をむき出せば、真っ黒な目玉みたいに見えるんですね。威嚇のためでしょうが、面白い行動だと思いました。

投稿: おちゃたてむし | 2010年10月29日 (金) 06時38分

おはようございます。
流石は良く観察されておられます。威嚇のためなのですが相手に思わすことは違うようです。
毒を持つ毛虫に大きさはかなり違いますがマツカレハがいます。
彼は全身に毒毛があるのではなく前の方にある2本の黒い帯が毒毛になっており威嚇のときはこれを突き出すようにせりあげてアピールします。
この姿勢と見え方が似ていることから「わしにも毒があるぞ!」と思わせようとしているようです。

投稿: YAMKEN | 2010年10月29日 (金) 07時31分

YAMKENさん、いろいろありがとうございます。
つまり単なる威嚇ではなく有毒種の姿や行動に擬態することでその効果を高めているわけですか。
YAMKENさんのように、他の多くの種と比較できるだけの知識がないとわからないことですね。
マツカレハやスギドクガの幼虫は、少なくともそれと意識して見たことはありませんが、この次見る機会があれば是非ちょっと突付いて確かめてみたいと思います。

投稿: おちゃたてむし | 2010年10月29日 (金) 21時29分

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