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2010年11月 4日 (木)

トガリキジラミの一種

イヌビワの葉裏にいたキジラミです。
以前に出したシャリンバイやヤツデのキジラミ(ここここ)に比べるとずいぶん翅が細長く、スマートな姿です。種名はわかりませんが、トガリキジラミの一種だと思います。

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たくさんいるのですが多くは一枚の葉に一匹づつ陣取って、お尻を持ち上げて左右に振る独特の行動を続けています。翅の先が大きく弧を描くような動きで、小さな虫の割にはよく目立ちます。何のための行動でしょうか。

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かなり色の違うのもいて、オスメスの違いかとも考えたのですが腹端の形を見れば(どちらかはわかりませんが)同性のように見えます。
腹部の先近くにくっつけている白い塊は、他の個体でも見られます。(一枚目の個体にもわずかに認められます。)キジラミの仲間には大量に蝋状物質を分泌する種もあるので、これも同じようななものでしょうか。
体長3mm弱、頭端から翅端まで4mmくらいです。

(2010年10月27日・明石公園)

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コメント

こんばんわ。キジラミについて勉強してみました。
翅先に丸みがなく少し尖ることから「トガリキジラミ科」というんですね。決め手は中脈(基部から翅端まで中央を縦断)の出発点の位置だとか。種の判別は難しく、やっぱり雄のゲニタリアに頼るようです。
関西では、大阪市立自然史博物館の「Nature Study」(宮武頼夫:19巻1号、32巻10号など)を見れば、普通種は判るはずなので便利ですね。雌雄の判別は、尾端を横から見て三角形が雌、コロンと丸いのが雄、のようです。てなことで、これら2頭は雌、12月26日の右端は雄(左端は雌?)、ではないでしょうか?

投稿: ezo-aphid | 2010年12月26日 (日) 18時18分

ezo-aphid さん、こんばんは。
雌雄の見分け方はハエと同じなんですね。
このキジラミは多種の木で見られるので全部が同じ種ではないような気もするのですが、撮った写真を調べても違いがわかりません。
「Nature Study」は見たことがないのですが、友の会の会員になればバックナンバーが見られるそうなので、この機会に入会しようかなと思っています。

投稿: おちゃたてむし | 2010年12月27日 (月) 00時20分

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