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2010年11月21日 (日)

ハイイロリンガ

私にもひと目で名のわかる数少ない蛾の一つです。

_dsc2925
トベラの葉の裏で見つけました。
この写真ではその効果はわかりにくいですが、この色模様は葉裏から見た虫食い跡によく似ています。
幼虫はヌルデを食べるそうです。

_dsc2942
顔の前に突き出しているのは下唇髭だと思いますが、普通左右に並んでいるものが前後にずれています。
この種がすべてそうなのかどうかわかりませんが、以前撮った写真でもこのようになっていました。ちょっとした左右非対称ですね。

(2010年11月18日・神戸市北区 学が丘北公園)

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

すみません。蛾類たちのコメントをここで纏めて致します。
ミノウスバ
出会われたのですね。あの場所かな?。
先日話題にしていました胸背の禿げ(繭の構造上で羽化時に鱗毛が取れる)の件で羽化前の繭を見付けたので実験をしてみました。
羽化時に擦れて禿げないように繭を工夫してみましたが、羽化したものは最初から禿げていました。
取り敢えず、羽化時にどうしても擦れて禿げるので最初から無いように変化したものと推論付けています。
マエアカスカシノメイガ
最初に出会った7年前は見入っていましたが、年中に近く見かけて見飽きてる感です。
蛾の幼虫(蓑虫)
蓑の作り方に特徴があるため見分けられるようですが、小さい時や居る植物によって若干異なるようです。
私が判る近くにいそうなものは、
・チャミノガ→外側に棒状のものをつけています。
・オオミノガ→真ん中が膨れ両端がしぼんだ形をしています。
・ニトベミノガ→づんぐりした円錐状で千切った葉っぱを付けており良く見ると脱皮した頭殻も付けています。
・クロツヤミノガ→先端の無いスンナリとした円錐状です。
で、貴殿のはクロツヤミノガのように思うのですがちょっと自信がありません。
ナカオビキリガ
ボケ写真を入れ替えたいのですが、7年前に出会った1匹だけです。今年未だチャンスあるかな?。
ハイイロリンガ
普通左右対称の下唇鬚は合わさっているのですが、アケビコノハやイチジクヒトリモドキのようにわざとずらしているものも沢山いるようです。
理由はわかりません。

投稿: YAMKEN | 2010年11月29日 (月) 00時19分

YAMKENさん、おはようございます。
いろいろ詳細なコメントをありがとうございます。
ミノウスバは、12日には教えて頂いた場所を含め4ヶ所のマサキやニシキギで見ました。
あらためて見ると、全身毛深い蛾なのに胸背だけつるつるに禿げているのは確かに妙ですね。でもお話をうかがうまで特に不思議とも思いませんでした。
YMKENさんの実験精神を私も見習いたいものです。
マエアカスカシノメイガは何度も見ていますが、年中近く見られるとは知りませんでした。
蓑虫は、チャミノガやオオミノガも含めて私にはほとんど見分けがつきません。
以前に一度だけ、ピストルミノガのような形の蓑虫を明石公園で撮ったことがあるのですが、この辺にもいるんでしょうか。
ハイイロリンガの下唇鬚について、他にもこんな蛾がいるんですね。
以前一度だけ撮影したアケビコノハの写真を確認してみます。
これからもよろしくお願いします。

投稿: おちゃたてむし | 2010年11月29日 (月) 06時53分

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