« ハネオレバエ科の一種 | トップページ | ユミ?モンヒゲブトキモグリバエの雄(タイトル変更) »

2010年12月14日 (火)

ネコハエトリ

あまり見ない赤いハエトリグモだと思って撮ってきましたが、ごく普通のネコハエトリのメスのようです。

_dsc4348
ニシキギの枝にいたのが、カメラに跳び移ろうとして地上の枯葉の上に落ちてしまったものです。帰る場所を探すかのように上を見上げながらぐるぐる回っていました。

_dsc4358
専用の巣を作って越冬するそうですが、まだ見たことがありません。

(2010年12月2日・明石公園)

|

« ハネオレバエ科の一種 | トップページ | ユミ?モンヒゲブトキモグリバエの雄(タイトル変更) »

クモ類」カテゴリの記事

コメント

むくむくのネコちゃん・・・・・・。   以下別件の独り言ですが、オチャタテさんなら喜んで戴ける情報かと。
ナゲナワグモ(俗称)について「ダーウィンが・・・・・」の再放送で初めて知りました。ムツトゲイセキグモという和名で、年1回発生、卵嚢で越冬。夏の夜に、雌はフェロモン類似のにおいを発散し、それに誘引飛来した特定のヤガ(例:シロモンオビヨトウ)雄を、羽ばたき音に反応してクモ糸の投げ縄を回転させ、捕獲する、というものです。すごいですね。ネットで検索すると、神戸市須磨区でAclerisさんが2008年3月上旬に子グモの写真を撮っていますので、付近にも生息するようです。興味を持ったのが、特定のヤガとはなにか、ということです。餌が限定されるなら、その種類が判ることで、この稀少クモの生息環境が推定できそうです。まさか、せっかく捕った餌を横取りするわけにもゆかないので、お食事後のご遺体の尾端でも(近頃はゲニタリア図鑑もありますので、種類を特定できます)。夜行性なので拾われるようなことはないと思いますが、万々が一にもあれば、是非におさげ渡しくださいませ。   おじゃましました。

投稿: ezo-aphid | 2010年12月17日 (金) 18時34分

ezo-aphid さん、こんばんは。
とても有難い情報でした。
「ダーウィン・・・」は見ていませんが、ナゲナワグモについてはかなり以前にやはりTV番組(多分BBC制作)でその狩りの様子を見たことがあって、同類が日本にもいることは最近知りました。シロモンオビヨトウは恐らくまだ見ていないと思いますが、ムツトゲイセキグモの画像を「クモ画像集」で見て驚きました。つい先日(12月15日)須磨で(!)撮影した2mm足らずのクモがこの画像集の中のオスにそっくりなのです。面白いこともあるものですね。数日中にこのブログに出すつもりですが、コメントを頂いていなければ、他の多くの不明種と一緒にお蔵入りになるところでした。
話が逸れましたが、獲物の蛾のことでしたね。もし狩りの現場に出会うような幸運に恵まれるならば食事前に横取りしてでも(撮影した後で)獲物を確保したいと思いますが、なにしろ初めてオス一匹見ただけで大喜びしている位ですから、非常に難しいと思います。もちろん万が一の場合には、必ず身柄を確保してご連絡差し上げます。

投稿: おちゃたてむし | 2010年12月17日 (金) 21時51分

わーぃ、有難うございます、・・・・あてにしないで待ってます。不思議な偶然ですねぇ。 お役に立てて嬉しいです。この惑星の生き物たちは精妙な生き方をしてますなー(カンドウ!!)。
シロモンオビヨトウは、開放地の小型広葉草本(枯葉を含む)を食べるはずなので、里山むきのヤガとは言えます。画像では、もっと強そうな種類に見えたのですが、それはイセキグモ雌が10mmほどと小さいせいだったのかもしれません。しかし、樹上の葉でフェロモン臭を放出して、地上性のヤガ類雄がやってくるのかしらん(ぶつぶつ)。

投稿: ezo-aphid | 2010年12月17日 (金) 22時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ネコハエトリ:

« ハネオレバエ科の一種 | トップページ | ユミ?モンヒゲブトキモグリバエの雄(タイトル変更) »