オナガグモ
葉の裏の虫探しで見つけたオナガグモです。
松葉に擬態しているなどと言われますが、確かにどう見てもクモの糸に引っかかった松葉か枯れ枝で、薄暗い林の中ではよほど目を凝らさないとクモであることがわかりません。バッタ類のように緑色型と褐色型があるそうで、これは後者ですね。
顔の部分のアップです。前脚と触角を揃えて前に伸ばしたナナフシそっくりです。
今年の7月にこのクモが卵のうから出てくるところを見ていますが、(こちら)とすればこのまま成虫で越冬して春か初夏にでも産卵するのでしょうか。しかし写真のクモがオスかメスかもよくわかりません。
(2010年12月15日・神戸市須磨区 須磨浦公園)
| 固定リンク
「クモ類」カテゴリの記事
- ネコハグモの交接(2019.06.07)
- ゴミグモの雄(2019.06.04)
- エキスハエトリ(2019.04.24)
- ユスリカを捕えたウロコアシナガグモ(2019.02.22)
- ヒメカラスハエトリ?(2018.09.20)
コメント
こんにちは!
卵で越冬しないなら何処かにいるのでしょうが、オナガグモは夏以降全然見掛けてません。
オナガグモは緑色だけかと思ったら、褐色型もいるのですね!
でも、今年の夏に念願の写真を撮ることができたので、取り敢えずは満足してます(^^)。
投稿: そら | 2010年12月20日 (月) 12時29分
そらさん、こんばんは。
こんな格好をしている上に普通のクモのような網も張らないので、見つけにくいクモですね。
私もこの季節に見たのは初めてですが、多分このまま越冬するんでしょう。
成虫・成体で越冬する昆虫やクモは多いと思いますが、実際目撃したことのある種はわずかです。
それが少しづつ増えていくのも冬場の虫探しの楽しみですが。
投稿: おちゃたてむし | 2010年12月20日 (月) 22時16分