« ミナミトゲヘリカメムシ | トップページ | ナシミドリオオアブラムシの産卵 »
ツバキの幹の低い場所に黒い大きなアブラムシが集まっていました。
産卵後の無翅のメスだと思います。卵を守るかのように取り囲んで全く動きませんが、触ると弱々しく後脚を振り上げます。
体長5mm足らずと大きく、クリオオアブラムシに似ているように思いますが、ちょと調べた限りではツバキにつくという記述は見当たりません。何かの手違いでしょうか。
(2010年12月22日・明石公園)
2010年12月29日 (水) 半翅目 | 固定リンク
昨夜は遅くまでの(楽しい?)作業、おつかれさまでした。 産卵を終えたためか、おなかがぺちゃんこですね。すこし小型で細いはずの雄は見ませんでしたか? おっしゃるとおり、オオアブラムシLachnus sp. に違いないのですが、種名は分りません。この属14種の寄主はカシ・クリ・シイ類が主で、ほかにヤナギ・グミがあります。しかし、Lachnus属がツバキに寄生するという報告は、全く見つかりません(新種なのかも)。分類・同定は胎生雌でなされるので、来夏の出現に期待します。有翅虫の翅の黒斑が、分類の特徴になるかもしれません。
投稿: ezo-aphid | 2010年12月29日 (水) 12時14分
忘れていたことがありました。草本性アブラムシの産卵雌は、寄主以外の植物や枯葉に産卵することがよくあります。オオアブラムシの場合は知らないのですが、近くにカシ・クリ類の大コロニーがあって、ツバキには小コロニーだったのなら、偶発的に産卵したという可能性もあります。やはり、来年にならないと・・・・、(新種と期待するのは早とちり)ですね。
投稿: ezo-aphid | 2010年12月29日 (水) 12時25分
ezo-aphid さん、こんばんは。 このメスたちと同じ木にはオスらしい姿はありませんでした。 公園内ではアラカシにつくオオアブラムシはよく見られて、多分クリオオアブラムシだと思うのですが、その片割れがツバキに来ていたのでしょうか。 しかし無翅虫が歩いて来たとは思えないので、少なくともこのメスたちはツバキで生まれたんでしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2010年12月29日 (水) 23時14分
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
内容:
この記事へのトラックバック一覧です: オオアブラムシの一種?:
コメント
昨夜は遅くまでの(楽しい?)作業、おつかれさまでした。
産卵を終えたためか、おなかがぺちゃんこですね。すこし小型で細いはずの雄は見ませんでしたか?
おっしゃるとおり、オオアブラムシLachnus sp. に違いないのですが、種名は分りません。この属14種の寄主はカシ・クリ・シイ類が主で、ほかにヤナギ・グミがあります。しかし、Lachnus属がツバキに寄生するという報告は、全く見つかりません(新種なのかも)。分類・同定は胎生雌でなされるので、来夏の出現に期待します。有翅虫の翅の黒斑が、分類の特徴になるかもしれません。
投稿: ezo-aphid | 2010年12月29日 (水) 12時14分
忘れていたことがありました。草本性アブラムシの産卵雌は、寄主以外の植物や枯葉に産卵することがよくあります。オオアブラムシの場合は知らないのですが、近くにカシ・クリ類の大コロニーがあって、ツバキには小コロニーだったのなら、偶発的に産卵したという可能性もあります。やはり、来年にならないと・・・・、(新種と期待するのは早とちり)ですね。
投稿: ezo-aphid | 2010年12月29日 (水) 12時25分
ezo-aphid さん、こんばんは。
このメスたちと同じ木にはオスらしい姿はありませんでした。
公園内ではアラカシにつくオオアブラムシはよく見られて、多分クリオオアブラムシだと思うのですが、その片割れがツバキに来ていたのでしょうか。
しかし無翅虫が歩いて来たとは思えないので、少なくともこのメスたちはツバキで生まれたんでしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2010年12月29日 (水) 23時14分