ウスイロカモドキサシガメ
冬場の葉裏探しで見つかるのはほとんどがごく小さなハエやハチ、それにクモの幼体くらいなので、この程度の大きさのものが見つかると嬉しくなります
一見ガガンボのようですが実はカメムシの仲間で、カモドキサシガメの一種です。アラカシの葉裏にいました。
この仲間ではもっと黒っぽい種を何度か撮影していますが、これは初めてだと思います。手持ちの図鑑には出ていませんが、あちこちのサイトで紹介されているウスイロカモドキサシガメという種のようです。
非常に長い脚をしていますが、体長は7mmほどです。カマキリのような前脚をまっすぐ伸ばしている姿はミズカマキリを思わせます。
その前脚です。カマキリなどに比べればひ弱そうな道具ですが、こんなもので何を捕えるんでしょう。一度捕食の場面を見たいものです。
珍しいものを見つけた気になっていましたが、この日はアラカシの葉裏で計4匹発見しました。
(2011年1月14日・神戸市西区伊川谷)
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コメント
こんにちは、
この時期、たまにはこう言う大きなのが見つかると、本当に嬉しくなってしまいますね(^^)。
前に撮ったアカマキバサシガメは、獲物を鎌でで押さえ込んでましたが、カマキリのように捕らえたと(見た訳ではありませんが)言う感じではありませせんでした。
普通のサシガメと同じような狩り(こちらも直接見たことはありません)をして、その後逃げないように押さえ込むのではないかと思ってます。
投稿: そら | 2011年1月25日 (火) 12時30分
そらさん、こんばんは。
冬場に葉裏で見つかるものではカメムシ類か、クサカゲロウ類くらいが大きい方ですね。
マキバサシガメの仲間も確かに立派な前脚を持っていますが、獲物を捕えるのにはあまり関係ないんでしょうか。
まだしばらくは葉裏覗きが続きそうです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年1月26日 (水) 00時50分