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2011年2月27日 (日)

コガネコバチ科の一種(Mesopolobus sp.)(改題)

前回に続いてヤツデの葉裏のコバチです。

_dsc1647
触角や背面の形からコガネコバチ科ではないかと思っています。体長2.6mmくらいです。

_dsc1656
全身鈍い金褐色に輝いています。

_dsc1660
背面から顔面にかけて、細かい網目模様におおわれています。

(2011年2月11日・明石公園)

* 2月28日・追記とタイトル変更 *

いつもお世話になっている上条さんに画像をご覧いただき、コガネコバチ科のMesopolobus属の一種と判明しました。詳しくはezo-aphidさんからのコメントを参照してください。タイトルに属名を加えました。

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コメント

すんごい写真ですねー。
細部をきっちり見せているポートレート写真のように思います。翅脈・触角節がここまで綺麗に見える写真はなかなか見られません(表面構造や口器までも・・・・)。 属名までは行けそうに思うのですが、なにか追加情報が得られると嬉しいですね。

投稿: ezo-aphid | 2011年2月27日 (日) 11時22分

ezo-aphid さん、ありがとうございます。
コバチ類は同じものを繰り返し撮っていることが多いのですが、どうもこの種は初めてのようです。それもただ葉裏でじっとしていたのを撮っただけなので、特にヤツデに縁がある種とも思えませんし、すみませんがこれ以上の情報がありません。越冬中の虫は撮影は楽ですが、その種の生活史を推測出来るような情報は得にくいですね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月27日 (日) 22時18分

いえ、そういう意味ではなく。所属が判ったら、得られる追加情報で、生態が推測できるといいなぁ、というつもりでした。
いつもの先生に所属をお伺い中ですが、コガネコバチは(素人の私には特に)難しいものに感じます。

投稿: ezo-aphid | 2011年2月28日 (月) 17時22分

さきほど先生からお返事を頂きました。
「典型的なコガネコバチの形をしていて、体型と触角の構造と色から見て Mesopolobus 属の1種と断定できる」そうです。日本産の5種についてざっと調べたところでは、一次寄主はタマバチやハマキガをはじめとした多くの昆虫のようです。そちらの公園はカシ類のタマバチが多いのだろうと想像します。

投稿: ezo-aphid | 2011年2月28日 (月) 21時32分

ezo-aphid さん、上條さん、ありがとうございます。
こうやって葉裏で越冬しているものは見つけ易いんですが、春夏の活動期にこんな小さなハチを見つけるのは難しいですね。冬場には毎年のように撮っている種も多いのですが、そのうちの一種でも本来の仕事をしている姿を撮影できればいいのですが。でもそう考えれば街中の公園のような場所でも探す目標がいくらでも出てきますね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月28日 (月) 22時04分

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