タマバエの一種
気温の高い日だったせいか、モチノキの枝のまわりを小型のハエが多数飛び回っていました。
近くの葉にとまった一匹です。タマバエの一種のようです。立派な触角はオスのものでしょう。昨年1月に同じ場所で撮った種(こちら)に似ていますが、あきらかに別種です。
同じ個体の上面です。お馴染みの「Manual of Nearctic Diptera」の翅脈図を見るとCordylomia属の翅脈に近いようです。体長ははっきりしませんが、頭端から翅端が約2.8mmです。
(2011年月22日・明石公園)
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コメント
単眼があるので腐食性のグループ、ということが判るだけでも嬉しいですね。検索表をたどると、Cordylomia属かCampylomyza属あたり落ちますが、触角の微細を調べないと判別できそうにありません。前者の2種は西日本から少数の雄(だけ!)が採れてるようです。しばらくはこのままの表題で、ご意見がなければ「??Cordylomia sp.」と整理するのもいいですね。
投稿: ezo-aphid | 2011年2月28日 (月) 17時15分
ezo-aphid さん、こんばんは。
最初1月に撮ったものと同種かと思ったのですが、写真をよく見るとけっこうたくさんの違いがあるものですね。まあ、タマバエ科の一種であることがわかるようになっただけでも自分としては大変な進歩だと思っています。ezo-aphid さんのおかげです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年2月28日 (月) 21時43分