ヤノズキンヨコバイ
昨年末にそらさんの「ご近所の小さな生き物たち」に登場したものと同じ種だと思います。そらさんも書いておられるようにズキンヨコバイ亜科の一種だと思いますが、そこから先がわかりません。カクレミノの葉裏にいました。
蛾の繭の残骸(?)をはさんで2匹いますが、よく見ると翅や胸背の斑紋・色が少し違います。
一見頭の両側の黒い部分が目のように見えますが、黒いのは複眼の一部なんですね。
(2011年1月26日・神戸市垂水区 学が丘北公園)
* 2月5日・追記とタイトル変更 *
フッカーSさんからの早速のコメントで、種名ははっきりしないもののIdiocerus属(ズキンヨコバイが含まれるのでズキンヨコバイ属、でしょうか)には間違いなさそう、とのご意見をいただきましたので、タイトルにも属名を加えました。
* 6月13日・追記とタイトル変更及び画像追加 *
Monarch さんより、ヤノズキンヨコバイで間違いないとのご教示をいただきました。タイトルに種名を入れさせていただきます。Monarch さん、ありがとうございました。
ところで、この機会にあらためてこの時の画像を見直していると、1枚目に写っている2匹の触角の形が少し違うことに気づきました。
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コメント
ズキンヨコバイ亜科のIdiocerus属までは多分大丈夫だと思いますが、和名はあっても画像が見つからないものが多くて、結局私では種類は分かりませんでした・・・・とりあえず、シロズキンヨコバイの変異などの線も考えたのですが、そらさんの方と同じ変異タイプに遭遇すると考えるのは難しいので、多分別種でしょう。
私の方で画像チェックをして、Idiocerus属のharimensis、clypealis、populiの3種は消えまして、画像が見当たらずに未チェックなのはtowadensis、urakawensis、yanonis、yezoensis、myroxyliの5種です。もちろん、未記録種である可能性もありますが・・・・・。残る5種のうち、生態調査などのリストで名前をよく目にするのはヤノズキンヨコバイ(Idiocerus yanonis)です。
とりあえずは、Idiocerus sp.ということで・・・(汗)。
投稿: フッカーS | 2011年2月 5日 (土) 09時30分
フッカーSさん、こんばんは。
実は私もIdiocerus属で探してみたのですが、似た画像が見つかりませんでした。
そらさんも撮っておられるし、私にも初めての種ではないので珍しいものではないと思います。
少なくとも和名くらいはついていそうな気がするので、もしかしたら名前だけで画像が出てこないヤノズキンヨコバイがこれかも知れませんね。
フッカーさんのご意見に力を得て、ひとまずIdiocerus sp.をタイトルに掲げたいと思います。
ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年2月 5日 (土) 20時48分
ヤノズキンヨコバイで間違いありません。
本来のホストはヤマモモで普通に見られる種です。
投稿: Monarch | 2011年6月13日 (月) 15時17分
Monarchさん、はじめまして。
ご教示ありがとうございます。
大型で特徴もはっきりしているし、珍しいものでもなさそうなのに似た絵が見つからないのでお手上げでした。
越冬中の写真ではホストとの関係がわかりませんが、ヤマモモはこのあたりの公園には多いので、活動期の姿も撮って見たいと思います。
写真に写っている2匹の触角の形が違うことに今回初めて気づいたので、ついでに出しておきました。
これからもよろしくお願いします。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月13日 (月) 22時31分