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2011年2月26日 (土)

トビコバチ科の一種

暖かくなってきたとは言っても活動を始めている虫はまだほとんど見られないので、またまたヤツデの葉裏のコバチです。

_dsc1766
トビコバチ科だと思います。北隆館の大図鑑にはこの科の種が多数、精密な図で示されていますが、絵合わせするにも地味な上に小さ過ぎて、説明文にある特徴が写真ではよくわかりません。

_dsc1775
体長1.2mmくらいです。

(2011年2月22日・明石公園)

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コメント

絵合わせでいくと、140-10 Aphidencyrtoidesか、11 Syrphophagusのどちらかだと思うのですが、決められません。前者は、例のカシ類のフイゴ型ムネアブラムシ類に寄生するので、今が活動期のはず(雌なのに寄主の近くになぜいない?)。後者はヒラタアブの蛹寄生なので、たぶん今は葉裏で冬休み中? さて、どっちなんでしょうね。
 北隆館の図版には、日本産で既知のトビコバチ科約147種のうち、半分以上の84種(属ではおおよそ50属中の40属)が載っています。四国九州など多くは西日本の標本で分類研究をしていたはずなので、そちらのかなりの種は絵合わせで(当たらずとも近くまで)いけると思ってます。

投稿: ezo-aphid | 2011年2月27日 (日) 14時27分

ezo-aphid さん、こんばんは。
半数以上の種が図示されているというのは凄いですね。他のコバチ類もそのくらいの割合で掲載してもらえれば嬉しいんですが・・・。
お示しいただいた2種にはどちらともよく似ていると思います。この写真ではよく見えませんが、真上から撮った別カットを拡大して調べると単眼配列は頂角ほぼ90度の二等辺三角形になっています。触角の形を見ればメスのようなので、単眼配列からはAphidencyrtoidesよりSyrphophagusの説明に近いことになりそうですが、決め手としてはちょっと頼りないですね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年2月27日 (日) 22時48分

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