チクシトゲアリ
2枚のツバキの葉をつづり合わせて作られたチクシトゲアリの巣です。
昨年7月に初めて気づいてから、この公園で何度か同様の巣を見ていますが、どれもツバキの葉を利用しています。
7月に見た巣では蛹も見られましたが、この巣では小さな幼虫ばかりです。成虫達は寒さでほとんど動けません。
同じ日、同じ公園内で枯れてしわくちゃになったヤツデの葉を広げてみると、ここにもいました。
こうなるとどこにピントを合わせてよいのか迷います。人口ははるかに多いのにここでは幼虫も見当たらなくて、上のツバキの葉の巣とはだいぶ趣が異なります。どういう状況なんでしょうか。
(2011年1月26日・神戸市垂水区 学が丘北公園)
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コメント
トゲアリってかっこいいですよね。
葉っぱに土が付いている場面を何度か見ましたが、チクシトゲアリの巣だったかもしれないのですね。
今度見つけたら、中にアリがいないか確認してみようと思います。
ミカドオオアリは一つの巣がいくつかのコロニーに分散して存在するらしく、冬に竹を割ったら働きアリだけが越冬していたことがあります。チクシトゲアリにも同じ習性があるのでしょうか。
それとも、栄養が足りなくて幼虫を食べてしまったとか。
投稿: むいむいのお時間 | 2011年2月 8日 (火) 01時27分
むいむいのお時間さんおはようございます。
そういう可能性もあったんですか。
これまでにこのアリの巣はいくつか見ていますが、どれも規模が小さくて、到底下の写真に写っているような数を収容できるものではなさそうです。
アリの習性は不勉強で想像するしかありませんが、葉を綴った巣は育児専用で、多くの働きアリは外で野営しているのかも知れませんね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年2月 8日 (火) 06時20分