クチサケミズケムシの一種
ゾウリムシと同じ繊毛虫類の、クチサケミズケムシの一種(Frontonia sp.)です。
体内で虹色に光っているのは呑み込まれた珪藻です。虹色は光学系の性質によるもので本来の色ではありません。
同じ個体です。細胞の表面で、長軸方向に走っている筋が細胞口で、餌をとる時はこの部分が大きく広がるそうです。
さらに別個体。観察したほとんどの個体が体内に各種の珪藻をもっていました。珪藻の殻は消化されないので、やがて体外に排出されます。
(2011年3月8日・明石公園)
以前撮っていた動画です。
体内に大きな珪藻をいくつも呑み込んでいますが、動きを制限するために入れたアオミドロとガラスの隙間を通過するのにそれが引っかかって、苦労しているのが見られます。
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コメント
こんばんは、
本当は、掲載前に許可を得なければいけかなったのですが、スッカリ忘れてしまって申し訳ありません。
私のブログに掲載の「コバチの一覧」ですが、利用を希望される方にお分けしたい(いないと思っていたらいました!)と思ってますので、使用の許可の方を宜しくお願い致します。
投稿: そら | 2011年3月20日 (日) 20時39分
そらさん、こんばんは。
こちらこそ、そんな風に利用していただければとても嬉しいです。
私も自分用にそんなリストを作ってみたいですが、なかなか手が回りません。
投稿: おちゃたてむし | 2011年3月20日 (日) 22時58分