ホソハネコバチ科の一種
ツバキの葉裏にいたコバチです。
体長約1.1mmと小型ですが、体に似合わぬ長い触角と翅が特徴的です。
これも例によって「寄生バチの解説」からホソハネコバチ科と見当をつけ、その名前で検索するとアーチャーンさんが「成城の動植物」でよく似た種を掲載されているのを見つけました。体長はこちらの方がやや短いですが、形態的な特徴はよく一致するので、恐らく同種、少なくとも属は同じだと思います。そこではアーチャーンさんが詳しい検討の上、Gonatocerus属の一種であろうとしておられます。
(2011年2月25日・神戸市垂水区 学が丘北公園)
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コメント
コバチ類の科数がどんどん増えていきますねー。なかなか追いつけません。
ふ節が5節、触角の繋節(基部2節と棍棒状部の間)が8節、ということでGonatocerusかOoctonusに落ちるようです。アーチャ-ンさんの方は、腹節がほぼ等間隔に分節してるのでGonatocerusでいいと思うのですが、こちらは胸部の特徴などの判別点を含め、よく見えないので決めかねます。そちらと似てるようですので、「?Gonatocerus sp.」という当面の表題づけはあり、だと思いますが・・・・。日本からの記録は、前者が6種、後者が3種で、主としてアワフキ・ヨコバイ類の卵寄生蜂のようです。
投稿: ezo-aphid | 2011年3月 8日 (火) 12時16分
ezo-aphidさん、おはようございます。
必要な特徴が見えるような写真を撮るのはなかなか難しいですね。
科まではっきりすればよしとして、とりあえずタイトルはこのままにしておきます。
ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年3月 9日 (水) 06時34分