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最近撮った2種のハエです。どちらもキモグリバエ科だと思います。
その1。
ケヤキの樹皮の下にいました。体長約1.6mmです。
(2011年2月1日・神戸市須磨区 奥須磨公園)
その2。
こちらはツバキの葉裏にいました。体長はほぼ同じ、約1.6mmです。
(2011年2月25日・神戸市垂水区 学が丘北公園)
2011年3月10日 (木) 双翅目 | 固定リンク
むむぅ、やっぱりキモグリはしんどいですねー。Tricimba属では、たまたま胸背の3条点刻列と小盾板で見わけられましたが、そうそううまくはゆきませんね。 「その1」の翅脈は風変りで R2+3 が思いっきり R1 に寄り添っていますので、Siphunculina属(メマトイキモグリバエという和名)だろうと思います。種類は単眼の三角部で見分けられるとのことですが・・・・・、丁寧に比較しないと無理でしょう。日本からは5種類ほど記録があり、愛知県のカワウのウンコからnidicola とsimulataの2種が秋に多く羽化するという(kurobachiさんの)報告があります。 「その2」は、木目調で渋好みの色彩ですが、特徴を見つけられずどうにも見当がつきません。「その1」も含めて、kanmiya先生の所見をお伺いするしかないかも・・・・・・、ですね。
投稿: ezo-aphid | 2011年3月10日 (木) 17時58分
ezo-aphidさん、おはようございます。 いつもながら詳しくお調べいただいてありがとうございます。 小型のハエ類はどれも同じように見えるので、同等の大きさのコバチなどに比べてとっつきが悪いような気がして、これまであまり注意を払っていませんでした。しかし撮った写真を並べてみればそれぞれ特徴があって結構面白いという気がしてきています。 それにしてもキモグリバエも種類が多いんですね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年3月11日 (金) 07時16分
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コメント
むむぅ、やっぱりキモグリはしんどいですねー。Tricimba属では、たまたま胸背の3条点刻列と小盾板で見わけられましたが、そうそううまくはゆきませんね。
「その1」の翅脈は風変りで R2+3 が思いっきり R1 に寄り添っていますので、Siphunculina属(メマトイキモグリバエという和名)だろうと思います。種類は単眼の三角部で見分けられるとのことですが・・・・・、丁寧に比較しないと無理でしょう。日本からは5種類ほど記録があり、愛知県のカワウのウンコからnidicola とsimulataの2種が秋に多く羽化するという(kurobachiさんの)報告があります。
「その2」は、木目調で渋好みの色彩ですが、特徴を見つけられずどうにも見当がつきません。「その1」も含めて、kanmiya先生の所見をお伺いするしかないかも・・・・・・、ですね。
投稿: ezo-aphid | 2011年3月10日 (木) 17時58分
ezo-aphidさん、おはようございます。
いつもながら詳しくお調べいただいてありがとうございます。
小型のハエ類はどれも同じように見えるので、同等の大きさのコバチなどに比べてとっつきが悪いような気がして、これまであまり注意を払っていませんでした。しかし撮った写真を並べてみればそれぞれ特徴があって結構面白いという気がしてきています。
それにしてもキモグリバエも種類が多いんですね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年3月11日 (金) 07時16分