ゾウリムシの一種
いつも虫探しをしている公園のお堀で採ってきたゾウリムシの一種(Paramecium sp.)です。
体表一面に生えている繊毛を使って活発に泳ぎ回ります。この画像ではカバーガラスに押さえられて本来の形よりやや平たくなっています。
二つ見える円い穴のようなものは収縮胞で、細胞内の水分を調節するための器官だそうです。下の方の細長い裂け目は細胞口で、ここから外部の食物を取り込みます。
数秒か数十秒に一度、収縮胞の周りに放射状の形が現れ、それが花びらのような形に膨らむにつれて中央の円い部分消失します。しばらくすると同じ場所にまた円い形がぽっかり出現します。見ていて面白いものです。
(2011年3月8日・明石公園で採集)
以前撮影した動画です。
画質が悪いので画面を拡大せずに見ていただいたほうが良いでしょう。繊毛の動きや収縮胞の消長が見えると思います。
(2002年1月9日・明石公園で採集)
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