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2011年4月11日 (月)

マルハラコバチ科の一種(?Perilampus sp.)(改題)

2年前の写真です。

_dsc2936
ツツジの若葉に産卵管を突き刺しています。撮り始めてすぐに飛び去ってしまったのでこの写真しかないのですが、カタビロコバチ科ではないかと思います。

_dsc2939_2
ハチが産卵していた葉です。黒っぽい影は葉潜り虫の一種ではないかと思うのですがはっきりしません。

(2009年4月7日・兵庫県三木市)

* 6月30日・追記とタイトル変更 *

ezo-aphid さんからのコメントにあるとおり、上條先生よりこの種はカタビロコバチ科ではなくマルハラコバチ科のPerilampus sp.のようだとのご教示をいただきました。タイトルを「カタビロコバチ科の一種」から上記のように変更しました。

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膜翅目」カテゴリの記事

コメント

日本から知られるカタビロコバチ科はたった24種で、Eurytomaの18種、Tetramesaの3種、ほか3種となってます。草の実食、イネ科ゴール食、虫こぶ内昆虫に寄生、二次寄生などですが、日本では判明しているものは少ないようです。腹部が太く丸いのが眼を惹きますね。この場合、ハモグリ類昆虫か、その寄生蜂を狙って産卵したのかも。

投稿: ezo-aphid | 2011年4月12日 (火) 08時25分

ezo-aphidさん、こんばんは。
たった、と言っても24種ですか・・・。
もう少し大きく、また別の角度からも撮れれば良かったのですが、活動中のハチは葉裏で越冬しているのを狙うようにはいきませんね。
またの機会を待つ他ありません。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2011年4月12日 (火) 19時36分

お待たせしました。上條先生に伺ったところでは、「体型をよくみると Perilampus sp. (マルハラコバチ科)のようです(前翅の翅脈が見えれば断定できるのですが)。大部分の Perilampus は黒色ですが、時にこの画像のような色をした種がいます。なお、カタビロコバチの体色は黒、時に黄褐色で、腹部先端が丸まった種はいないと思います。」とのことでした。
「寄生蜂の解説」では稀、「皇居のコバチ類」ではPerilampus属2種、「Chalcidoidea database」では日本にPerilampus属3種、となっています。あまり出会えないグループのようですね。

投稿: ezo-aphid | 2011年6月29日 (水) 22時19分

ezo-aphidさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
胸部あたりのずんぐりした感じがカタビロコバチ科ではないかと思ったのですが、外れでしたね。「寄生バチの解説」は繰り返し見ていたのですが、マルハラコバチ科とういのは全く素通りしていました。「稀」とされていたせいかもしれません。
タイトルを修正しておきます。

投稿: おちゃたてむし | 2011年6月30日 (木) 20時46分

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