オドリバエ科の一種
花の終わったあとのサクラの新葉を見上げていて目に入ったハエです。
中脚の腿節が太くなっています。オドリバエ科だと思います。体長は3mmほどです。
ピントの範囲を外れていますが、左の中脚の腿節が異様に肥大しているように見えます。何らかの異常でしょうか。オドリバエ科の図解検索を調べると、翅脈は Platypalpus 属のものに一致するようです。
(2011年4月21日・神戸市中央区)
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コメント
海岸にでも住んでいそうな色合いですね。「一寸のハエ・・・・」での三枝先生の下記コメントからみて、これもたぶん未記録種になるのでしょう。中腿節のこの形は、判別のよい特徴になるのだろうと思います。
「日本にはPlatypalpus属の種は60種以上棲息しています.既知種はPlatypalpus itoi Frey 1種のみです.これらは頭頂部の刺毛,触角第3節の形や色,胸背の刺毛配列,中腿節の形と腹面の棘,翅脈相,などをもとに分類されています.」
投稿: ezo-aphid | 2011年4月27日 (水) 08時39分
ezo-aphidさん、こんばんは。
60種以上いるうちで既知種は一種ですか。記載が追いつかないほど生き物は多様だということでしょうね。でも属名は合っているようでほっとしました。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年4月27日 (水) 20時11分