コマユバチの幼虫?
朝の10時過ぎ、イヌビワの葉裏で見た気味の悪い光景です。
体長10mmほどの蛾の幼虫から脱出してきているのはコマユバチ類の幼虫だと思います。
どうもハチの幼虫らしく見えなくて最初寄生バエかと思ったのですが、次の写真にあるようにその後繭を紡ぎはじめました。それでコマユバチだと考えたのですが、コバチ類にもこのような形で寄生する種があるようなので(こちら)、ひょっとするとそっちの方かも知れません。
同じ日の夕方6時前です。寄生虫は葉面と宿主の間にもぐりこんで粗く糸をかけ始めていました。
繭の完成後に採集してこようと思いながら、それからまだ訪ねる機会がありません。無事採集して羽化させることが出来ればまた報告します。
(2011年5月17日・明石公園)
* 5月24日追記 *
ちょうど1週間ぶりに同じ場所を訪ねてみれば、宿主、寄生者ともに跡形もなくなっていました。これらが付着していた葉はちゃんと残っているので、雨風で脱落したのかもしれません。どちらにしても正体の確認はお預けということになりました。
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