ハグロハバチの産卵
ギシギシの葉の上のハグロハバチです。
よく見れば腹部を小刻みに動かしていて、産卵中です。
葉に残された産卵跡です。主脈から同じ間隔をとって、左右に振り分けるように産み込んでいます。
意外に鋭い顎をしています。種名で検索すると、Hepotaさんの「多摩の生き物たち」にこのハチの詳しい飼育記事がありました。その記事で知ったことですが、このAllantus属では大顎の形が左右で異なっているそうです。しかし大顎を開かないとそれは見えないようで、この写真ではわかりませんね。
(2011年5月2日・明石公園)
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コメント
Hepotaさんのところで、開いた口器を見てきました。フォークと鋏を兼ねた大あごで、肉食性というのがうなずけるものでした。そのつもりでタカラヅカキモンハバチを見ると、あれぇ、ちがってるー、・・・・・・みんなが肉食じゃあないんだ。ハバチ類成虫の食性ってどうなってるんですかねー。
投稿: ezo-aphid | 2011年5月11日 (水) 18時30分
ezo-aphidさん、こんばんは。
あらためて見ると、「タカラヅカ」の方はちょっとバッタ類を思わせる口元ですね。しかしバッタ類にもキリギリスの仲間などかなり肉食性の強いのもいるようですし・・・。
害虫(または益虫)としての影響の大きい幼虫の餌に比べて、成虫の食性は話題になることも少なく、図鑑などでもほとんど言及されていませんね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年5月11日 (水) 20時35分