アブラムシの一種とクロオオアリ(改題)
生垣のトウネズミモチの枝でクロオオアリがごそごそしていました。覗いてみると目当てはやはりアブラムシです。
トウネズミモチハマキワタムシだと思います。図鑑には葉裏に寄生して葉縁がゆるく巻く、とありますが、この日は葉には見られませんでした。これから移動して行くのかも知れません。
ネットで見かける写真には種名のとおり全身が白い綿状物で覆われたものが多いのですが、ここではまだ裸に近いものがほとんどです。多分これから発達していくのでしょう。大型のアブラムシで、左の大きな奴で体長4.2mmくらいあります。
(2011年5月17日・明石公園)
* 7月31日・追記と訂正 *
青木重幸さんから、このアブラムシはトウネズミモチハマキワタムシではない可能性が高いとのご指摘をいただきました。この種は枝には寄生しないとのことです。詳しくはコメントをご覧下さい。正体が判明するまで、タイトルの「トウネズミモチハマキワタムシ」を「アブラムシの一種」に変更しておきます。
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コメント
はじめまして。枝に寄生していたとなるとトウネズミモチハマキワタムシではない可能性が高いですね。モクセイ科の枝に寄生するものにはヒイラギハマキワタムシ Prociphilus osmanthae という大きなアブラムシが知られています。こちらは、「ハマキワタムシ」という名前ですが、葉は巻きません。ヒイラギやキンモクセイには割と見られますが、私はトウネズミモチに寄生したものは見たことがありません。なにものでしょうか?
投稿: 青木重幸 | 2011年7月31日 (日) 18時17分
青木重幸さん、はじめまして。ご覧いただいて光栄です。
葉につくものなら枝にも、と単純に考えていたのですが、枝には寄生しないということならこれはトウネズミモチハマキワタムシではないですね。おそらく素人が外見だけで見分けられるものではないのでしょうが、次のシーズンには本物の(葉を巻く)トウネズミモチハマキワタムシや、ヒイラギハマキワタムシも探してみたいと思います。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年7月31日 (日) 22時56分