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エゴノキの花とシャクトリムシです。
せっせと花粉を食べているようです。こんなものも食べるのかと思って撮っておきました。
しばらくして枝に移動した時の1枚です。どなたか種名のわかる方があれば教えてください。
(2011年5月26日・神戸市垂水区 学が丘北公園)
* 6月10日追記 *
YAMKENさんから、これはエダシャク亜科の幼虫で、おそらくはオオトビスジエダシャクであろうとのご意見をいただきました。多食性の種で、ezo-aphid さんからのコメントによればクリの花全体を食べたという記録もあるそうです。詳しくはコメントをご覧下さい。タイトルに種名を、一応?付きで加えました。
2011年6月 9日 (木) 鱗翅目 | 固定リンク
模様がみごとな木の枝っぷりですが、これで終齢なんでしょうかねー。体長の記録(できれば頭幅も)があるといいのですが・・・・・。シャクガ幼虫の亜科判別は難しいようですが(保育社、幼虫図鑑)、エダシャク亜科は「第10腹節腹面に(尾脚の間から尾端に向かう)尖った突起を生じる」のだそうです。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月 9日 (木) 15時13分
ezo-aphid さん、こんばんは。 すみません、撮影倍率を記録していないので大きさがわかりません。 似たような色模様のシャクトリムシは沢山いるはずだし、こんな写真から種名を推測するのは無理でしょうね。 お手数おかけしました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月 9日 (木) 20時56分
こんばんわ。エゴノキの蕾の大きさから推して、おおよその体長でも判るといいなと思いまして・・・・。 「蛾類生態図鑑」に多数のシャクガ幼虫の写真が載っているのですが、ざっと眺めただけでは見つからず。エゴノキ食いの2種は、ずいぶん色も違っていました。その執筆者にお伺いしてみようかと、情報を増やそうとしたのですが。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月 9日 (木) 21時07分
エダシャク亜科に間違いありません。そして一番候補として オオトビスジエダシャク をあげておきます。 ただ、近縁種によく似た幼虫がいるようで違いなどについて詳しいことが私には判っていませんので不安なのですが・・・。 しかし、私が確認できている子達とは良く似た特徴があります(これが他種との共通点なら困るが・・・)。 私も5/24に明石公園の図書館に向う途中の民家の歩道脇の赤いバラの枝で見付けています。 葉っぱが殆どない状態でしたので何を食べていたのか?でしたが、落ちていた糞が赤褐色でしたので 花弁を食べていたと判り落ちていた数輪の花と共に連れ帰りました。 今は蛹化して羽化待ちとなっています。 尚、貴殿のは花粉でなくメシベやオシベを食べていたのではと思われます。 又、念願のフクラスズメ幼虫も例の所で2匹ゲットし、これも蛹化羽化待ちです。
投稿: YAMKEN | 2011年6月 9日 (木) 21時26分
YAMKENさん、お出まし有難うございます。さっそく「蛾類生態図鑑」のEctropis属4種の終齢幼虫を眺めてみました。この画像よりずっと単純な、擬態効果の低い模様で(たぶん齢期が違うのでしょう)、これでは絵合わせであたらないはずです。4種とも多食性ですが、オオトビスジはクリの雄花全体を食べたことがあるそうです。幼虫4種の詳しい形態は、Sato,R(1979) Tinea 10(25):253-266.に載っています(オオトビスジ終齢幼虫の体長は28-35mmのようです)。・・・・羽化成虫のご報告をお待ちしています。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月 9日 (木) 23時14分
ezo-aphidさん、おはようございます。 食しているものが面白いと思って気軽に撮ったのですが、やはりこまめに倍率を記録しておいた方がいいですね。わかっていてもつい無精をしてしまいます。 地味な模様の幼虫で、私などには特徴をつかむことがほとんど出来ませんが、いつも見ておられる方にはそれがわかるんでしょうね。通りすがりに写真を撮るだけの人間にとっては、詳しい方にお聞きするしかなさそうです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月10日 (金) 06時31分
YAMKEN さん、おはようございます。 オオトビスジエダシャクですか。ありがとうございます。成虫は何度か撮影したことがあります。 保育社の図鑑を見ればかなり多食性とのことで、こういうのは食草から辿るのはむずかしいですね。同じ図鑑には幼虫頭部に山形の黒条があるとの記述がありますが、1枚目の画像にそれらしい模様が写っているように見えます。いずれにしても、このような顕著な特徴のない幼虫は実際に飼育して調べておられる方でないとわからない部分が多いのだろうと思います。 この写真の幼虫は、最初見たときには私もオシベを食べていると思ったのですが、しばらく見ていてもオシベそのものが目減りしていくようには見えなかったので、花粉を食べていると考えた次第です。でも花弁やシベを食べるのは普通のことなんですね。 明石公園には私も一週間ばかり前に行ったのですが、例のカラムシの群落では沢山集まっていたラミーカミキリを追いかけていて、フクラスズメ幼虫には気づきませんでした。大きくなるので餌の供給が大変でしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月10日 (金) 06時57分
羽化報告に参りました。 オオトビスジエダシャクの♀でした。 幼虫と共に私のBBS(アドレスにURL)にUPしておきましたので お暇なら見てよね です。
投稿: YAMKEN | 2011年6月13日 (月) 21時52分
YAMKENさん、お知らせありがとうございます。 早速BBSの画像を拝見しました。同種で間違いなさそうですね。 成虫も近似種がいて要注意とのこと、これまでオオトビスジだと思っていた写真も再点検する必要がありそうです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月13日 (月) 22時38分
YAMKENさん、有難うございます。そちらのBBSを垣間見まして、納得です。保育社・講談社の写真とも見くらべ、終齢幼虫の色彩は濃淡に大きな変異があること、亜背部の細条線と、第6腹節側面(腹脚上部)の淡色が特徴、と理解しました。 しかしながら、バラの緑枝に褐色の幼虫では少しおマヌケのように見えますが、これで捕食者に見つからないんでしょうかね。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月13日 (月) 23時04分
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コメント
模様がみごとな木の枝っぷりですが、これで終齢なんでしょうかねー。体長の記録(できれば頭幅も)があるといいのですが・・・・・。シャクガ幼虫の亜科判別は難しいようですが(保育社、幼虫図鑑)、エダシャク亜科は「第10腹節腹面に(尾脚の間から尾端に向かう)尖った突起を生じる」のだそうです。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月 9日 (木) 15時13分
ezo-aphid さん、こんばんは。
すみません、撮影倍率を記録していないので大きさがわかりません。
似たような色模様のシャクトリムシは沢山いるはずだし、こんな写真から種名を推測するのは無理でしょうね。
お手数おかけしました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月 9日 (木) 20時56分
こんばんわ。エゴノキの蕾の大きさから推して、おおよその体長でも判るといいなと思いまして・・・・。
「蛾類生態図鑑」に多数のシャクガ幼虫の写真が載っているのですが、ざっと眺めただけでは見つからず。エゴノキ食いの2種は、ずいぶん色も違っていました。その執筆者にお伺いしてみようかと、情報を増やそうとしたのですが。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月 9日 (木) 21時07分
エダシャク亜科に間違いありません。そして一番候補として オオトビスジエダシャク をあげておきます。
ただ、近縁種によく似た幼虫がいるようで違いなどについて詳しいことが私には判っていませんので不安なのですが・・・。
しかし、私が確認できている子達とは良く似た特徴があります(これが他種との共通点なら困るが・・・)。
私も5/24に明石公園の図書館に向う途中の民家の歩道脇の赤いバラの枝で見付けています。
葉っぱが殆どない状態でしたので何を食べていたのか?でしたが、落ちていた糞が赤褐色でしたので
花弁を食べていたと判り落ちていた数輪の花と共に連れ帰りました。
今は蛹化して羽化待ちとなっています。
尚、貴殿のは花粉でなくメシベやオシベを食べていたのではと思われます。
又、念願のフクラスズメ幼虫も例の所で2匹ゲットし、これも蛹化羽化待ちです。
投稿: YAMKEN | 2011年6月 9日 (木) 21時26分
YAMKENさん、お出まし有難うございます。さっそく「蛾類生態図鑑」のEctropis属4種の終齢幼虫を眺めてみました。この画像よりずっと単純な、擬態効果の低い模様で(たぶん齢期が違うのでしょう)、これでは絵合わせであたらないはずです。4種とも多食性ですが、オオトビスジはクリの雄花全体を食べたことがあるそうです。幼虫4種の詳しい形態は、Sato,R(1979) Tinea 10(25):253-266.に載っています(オオトビスジ終齢幼虫の体長は28-35mmのようです)。・・・・羽化成虫のご報告をお待ちしています。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月 9日 (木) 23時14分
ezo-aphidさん、おはようございます。
食しているものが面白いと思って気軽に撮ったのですが、やはりこまめに倍率を記録しておいた方がいいですね。わかっていてもつい無精をしてしまいます。
地味な模様の幼虫で、私などには特徴をつかむことがほとんど出来ませんが、いつも見ておられる方にはそれがわかるんでしょうね。通りすがりに写真を撮るだけの人間にとっては、詳しい方にお聞きするしかなさそうです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月10日 (金) 06時31分
YAMKEN さん、おはようございます。
オオトビスジエダシャクですか。ありがとうございます。成虫は何度か撮影したことがあります。
保育社の図鑑を見ればかなり多食性とのことで、こういうのは食草から辿るのはむずかしいですね。同じ図鑑には幼虫頭部に山形の黒条があるとの記述がありますが、1枚目の画像にそれらしい模様が写っているように見えます。いずれにしても、このような顕著な特徴のない幼虫は実際に飼育して調べておられる方でないとわからない部分が多いのだろうと思います。
この写真の幼虫は、最初見たときには私もオシベを食べていると思ったのですが、しばらく見ていてもオシベそのものが目減りしていくようには見えなかったので、花粉を食べていると考えた次第です。でも花弁やシベを食べるのは普通のことなんですね。
明石公園には私も一週間ばかり前に行ったのですが、例のカラムシの群落では沢山集まっていたラミーカミキリを追いかけていて、フクラスズメ幼虫には気づきませんでした。大きくなるので餌の供給が大変でしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月10日 (金) 06時57分
羽化報告に参りました。
オオトビスジエダシャクの♀でした。
幼虫と共に私のBBS(アドレスにURL)にUPしておきましたので お暇なら見てよね です。
投稿: YAMKEN | 2011年6月13日 (月) 21時52分
YAMKENさん、お知らせありがとうございます。
早速BBSの画像を拝見しました。同種で間違いなさそうですね。
成虫も近似種がいて要注意とのこと、これまでオオトビスジだと思っていた写真も再点検する必要がありそうです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年6月13日 (月) 22時38分
YAMKENさん、有難うございます。そちらのBBSを垣間見まして、納得です。保育社・講談社の写真とも見くらべ、終齢幼虫の色彩は濃淡に大きな変異があること、亜背部の細条線と、第6腹節側面(腹脚上部)の淡色が特徴、と理解しました。
しかしながら、バラの緑枝に褐色の幼虫では少しおマヌケのように見えますが、これで捕食者に見つからないんでしょうかね。
投稿: ezo-aphid | 2011年6月13日 (月) 23時04分