ホソヒョウタンカスミカメ
毎年決まって5月末頃から、仕事場近くの植え込みのシャリンバイで多数見かけるカスミカメです。
まず幼虫から。離れて見るとアリのようです。動きもアリのように素早く、また人影にとても敏感で近づくとすぐに葉の反対側に回りこんでしまうのですが、なかには呑気な奴もいてなんとか撮らせてもらいました。
成虫も色模様がよく似ていて、私の目では虫眼鏡で見ないと幼虫との区別がつきません。体長は約4mm、アブラムシを捕らえています。
アブラムシの種類はちょっとわかりません。
ヒョウタンカスミカメ属にはよく似た種が複数ありますが、農業環境イベントリーセンターから公開されている日本産ヒョウタンカスミカメ族の図解検索により、ホソヒョウタンカスミカメと判断しました。
撮影場所は神戸港に近い市街地です。シャリンバイはいつも虫探しをする公園をはじめいたるところに植えられていますが、他の場所でこの虫を見たことがありません。潮風を好むのかも知れません。
(2011年5月25日・神戸市中央区)
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