プラヌラ幼生（クラゲ類？）と不明プランクトン

次の２種はおそらく同じ仲間だと思うのですが、今のところ正体がさっぱりわかりません。

ゾウリムシの仲間を大きく不透明にしたような生き物です。体表を覆ったごく細かな繊毛以外、どの方向から見ても全くののっぺらぼうで掴みどころがありません。ゾウリムシと同様に繊毛の運動で前進しているようですが、回転しながらかなりの速さで泳いでいきます。

こちらもやはり繊毛に覆われていて、くるくると回転しながら前進します。上の種に比べると体表が不均一なのがわかりますが、それも多分繊毛のせいで非常にぼんやりとしか見えません。

上の２種とも、手元の図鑑類には似たものが見当たらず、大まかな所属の見当もつきません。何かの幼生でしょうか。

（２０１１年７月２２日・神戸市西舞子海岸で採集）

＊　８月１日・追記とタイトル変更　＊

「不明プランクトン２種」として出したところ、ひげぶとさんより早速、上の画像はミズクラゲのプラヌラ幼生に非常によく似ているとのご指摘をいただきました。その名で検索してみたところクラゲやサンゴのプラヌラ幼生の画像がたくさん出てきて、どれもよく似ています。このあたりの海ではときどきミズクラゲやカミクラゲが大発生することがあるので、そのあたりかも知れません。タイトルを表記のように修正しました。