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2011年8月22日 (月)

コウボウコガシラダルマカメムシ?

以前に2度だけ、ちょうどお盆の頃に見たカメムシです。このあたりでは珍しい種のようなので新たに撮りなおしてから出したいと思っていたのですが、その後まだ見る機会に恵まれません。お蔵入りももったいないので、古い写真ですが今のうちにと考えて出しておきます。

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最初にこのカメムシを見たのは1999年の8月で、小さなハエだと思ってファインダーを覗いてからカメムシだと気付きました。手元の図鑑にはこんなハエのような頭を持ったカメムシに似たものが載っていなかったので、しばらくの間謎のカメムシだったのですが、2001年末に出た「日本原色カメムシ図鑑」の第2巻を見てコガシラダルマカメムシの一種であることがわかったという次第です。
この写真は図鑑を見た次の年に、初めて見たのと同じ場所のアラカシの幹にいたのを撮ったものです。

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上記の図鑑では、コガシラダルマカメムシ属で南西諸島以外の本土から見つかっているのは高野山で採れたコウボウコガシラダルマカメムシの1個体のみとされていたので、これも同種ではないかと思います。もっともこれは10年前の情報で、ネットで調べるとその後本土の他の地方でも見つかっているようです。

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口吻を伸ばして樹皮を探りながら歩く様子は同じ亜科のダルマカメムシとよく似ています。体長は約2.2mmでした。

(2002年8月13日・兵庫県姫路市 増位山)

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コメント

Myiomma属の種は熱帯に多いようで、温帯の本州では微小種のせいか、いまだに珍品のようですね。「ハエのような頭」というオチャタテさんの見方は、属の命名者のPutonさんの注目点と一致してます。Myi-ommaというのは「ハエ(のような)眼」という意味のようですので。
Myiomma kukai で検索すると原記載のオランダの雑誌が出てきました。触角2節が欠失した1雌だけで記載したんですねー。雄(・・・もっと暗色で触角が太い)を見つけ出すのが宿題なんでしょうね。kukaiが「空海」とは、・・・・・想定外でした。

投稿: ezo-aphid | 2011年8月23日 (火) 09時10分

ezo-aphidさん、こんばんは。
いろいろお調べいただいてありがとうございます。
オランダの雑誌に出ている写真は「カメムシ図鑑」第2巻に掲載されているのと同じ標本ですね。
高野山で採れたというので和名は弘法、学名は空海ということですか。大師さまもびっくりでしょう。
この種もダルマカメムシのように主に木の幹で暮らしているようなので、スイーピングなどで採集されることが少ないんでしょうね。案外どこにでもいるのかも知れませんが、老眼では探すのも大変です。ちなみに、1999年に撮った一匹もメスのようです。

投稿: おちゃたてむし | 2011年8月23日 (火) 20時08分

こんんちは。先月、高野山に行ってきまして、あまり目にしない虫の多さにワクワクしましたが
あいにくコンデジしか持ってなくて後悔しました。
しかし、いつもレア?な虫を撮られているのは本当に凄いですね。頭が下がります。
いつもワクワクしながら拝見しております。日課です。

メール有り難うございます。コメント設定を変えてみましたのでお知らせします。

投稿: BABA | 2011年8月24日 (水) 14時20分

BABAさん、こんばんは。
高野山、いいでしょうね。
私もたまには虫探しの遠出をしてみたいと思いながら、根が無精者なのでつい、いつもの近所の公園でお茶を濁してしまいます。
ブログのコメント設定を変えていただいたとのこと、ありがとうございます。時々お邪魔させていただくと思います。またこちらからもリンクさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。

投稿: おちゃたてむし | 2011年8月24日 (水) 20時27分

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