その後のキアシナガバチ
8月26日にアラカシの葉で見たキアシナガバチの集団ですが、ほぼ一ヵ月後、まだ同じ場所に留まっていました。
特に数が減ったようには見えず、オスも多数混じっています。これらのオス達は間もなく死んでしまうはずですが、メスのほうは冬を越して新女王になるんでしょうか。勉強不足でわかりません。はとんど動きもありませんが、このひと月間、食べ物はどうしていたんでしょう。
(2011年9月24日・明石公園)
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コメント
おはようございます。
3年ぐらい前に軒下に巣を作ったときもこのように9月ごろから巣を出て、軒下に1ヶ月以上固まっていました。台風などで少しづつ数が減っていきました。そのまま落ちて死んだ個体もいました。その時は、何かの原因で女王蜂が死んで働き蜂がすることが無くなったのかと思いました。
投稿: tukik | 2011年9月29日 (木) 07時42分
tukikさん、こんばんは。
軒下に巣を作られると家の人は迷惑でしょうが、身近で観察できるのはいいですね。近所の公園などでは、ちょっと人目につく場所に巣が作られると即座に駆除されてしまいます。
アシナガバチが巣を放棄する理由はいろいろあるそうですが、女王蜂が死んで、ということもあり得るんでしょうか。生活史に関する記事を少し探してみたのですが、今ひとつはっきりしません。こちらの探し方もいい加減なんですが、ミツバチほどには研究されていないせいもあるような気がします。
投稿: おちゃたてむし | 2011年9月29日 (木) 20時18分
こんばんは。
我が家のセグロアシナガバチは
営巣組(卵も幼虫もいないが巣に留まっている)と風雨のあたらない壁でじっとしている避難組に分かれています。
さすがにマーキングできない相手なので組同士の往来があるのかどうか分かりませんが。
1ヶ月たった今分かったことは。
1:それぞれの組の個体数は殆ど増減がない。
2:それぞれに組で雌雄による交尾が頻繁に確認出来た。
3:それぞれの組で離脱をし、また戻って来る個体がいる(食事して帰って来る?)
気温が随分下がって来たので、変化がないか引き続き観察してみます。
ツノゼミの件ありがとうごいます。未だに撮れてません。シーズンが終わりそう(汗)
投稿: BABA | 2011年10月 2日 (日) 22時47分
BABAさん、おはようございます。
詳しい情報をありがとうございます。
私の見た集団は、1ヶ月に3度ほど観察しただけなのでほとんど何もわかりませんでしたが、やはりただじっとしているわけではないんですね。
アシナガバチの交尾はまだ見たことがありませんが、やがて交尾を終えた新女王たちは越冬場所を探しに出かけ、用済みのオスたちは死んでしまうのでしょう。
この次同じ場所を訪ねた時にこの集団がどうなっているか楽しみです。
投稿: おちゃたてむし | 2011年10月 3日 (月) 06時28分