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2011年9月18日 (日)

タマバエの一種(?Haplusia sp.)(改題)

アベマキの葉裏でじっとしていたのですが、タマバエの一種だと思います。

_dsc7712
全身かなり白っぽいですが、何度か同じようなものを撮ったことがあって、羽化直後と言うわけではないような気がします。頭から翅端まで約3mmです。

_dsc7736 
繊細なガラス細工のような触角です。

(2011年9月13日・明石公園)

* 9月24日・追記とタイトル修正 *

ezo-aphidさんから、翅脈その他の特徴がHaplusia属によく一致するとのご指摘をいただきましたので、タイトルに属名を(?付きで)加えました。詳しくはコメントをご覧下さい。

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双翅目」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
この白い虫こちらでも見ます。ユスリカの仲間と思っていました。
意外と敏感であまり近づけません。こんな美しい触角をしていたのですか。
正面からの写真がいいですね。

投稿: tukik | 2011年9月18日 (日) 20時44分

いつもの参考書で、翅脈を探してみましたが同じものがありません。「ふ節が少なく、単眼はなさそう、触角は?14節くらい」という特徴だけでは絞り込めそうにありませんでした。ここもやっぱり素人には深い沼ですねー。  どこで暮らしてるんでしょうね。

投稿: ezo-aphid | 2011年9月18日 (日) 21時50分

こんばんわ。
Porricondylinae亜科によく似た白いのがいますが、脚の黒紋や翅の真ん中の紋など完全一致するのは見つけられませんでした。
この手の双翅は、未記載のとかウジャウジャいるんでしょうねぇ・・・・orz

投稿: フッカーS | 2011年9月19日 (月) 00時52分

tukikさん、おはようございます。
少し前までこんな虫はどれも「蚊の仲間」ですませていたのですが・・・。
カやユスリカのオスでもそうですが、こんな触角は思わず見とれてしまいます。

ezo-aphidさん、お手数かけます。
掲載写真ではよく見えませんが、確かに単眼は無いようです。ふ節は、画像を拡大してもはっきりしませんでした。
どこから出て来るのかも、見当がつきません。私としては、たまに見る白いタマバエということで満足しておきます。

フッカーSさん、お調べいただいてありがとうございます。
早速Porricondylinae亜科で検索してみましたが、おっしゃるとおり白っぽいのが出てきますね。
おそらくタマバエ科だけでも膨大な種数があるんでしょう。たとえ記載されていても、写真では同定できない場合がほとんどじゃないかと思います。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月19日 (月) 06時52分

あらためて、をもう一度MNDの翅脈図を見直してみました。262頁のfig.28 Haplusia sp.(Porricondylinae亜科, Diallactini族)によく似ています。画像で見える範囲では相違点はなさそうです。Johnsonomyia属というのがシノニムで、旧北区にも分布しているのですが、九大昆虫目録にはこの属(族も)の記録はありませんでした。2007年に北米東部からHaplusia funebrisという新種の幼虫・蛹・成虫が報告されてるので、これを見れば生態の見当がつくだろうとおもいます。この亜科では、腐植性か、植物にゴールを作らない(どうするんでしょうか)のだそうです。

投稿: ezo-aphid | 2011年9月23日 (金) 12時30分

ezo-aphidさん、こんばんは。
Haplusiaはfig.26ですね。私にもよく一致すると思えます。ただ、素人には1枚でもいいから全体像のわかる画像があればと思うのですが、検索しても出てきません。
少ないものではないと思うのですが、日本では記録されていないのでしょうか。おそらくそんな種がたくさんあるんでしょうね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月23日 (金) 21時17分

読み返すとあちこち舌足らずでした。
「ふ節が少なく、単眼はなさそう、触角は?14節くらい」という特徴は、見える範囲では Haplusia属との相違点はなさそう・・・・。報文には、Haplusia funebrisという種の幼虫・蛹・成虫が記載・「図示」されてる・・・・・。というつもりでした。これは、Proceedings of the Entomological Society of Washington という雑誌の109(1):81-85.です(京都府大にもあります)。
「淡路島の生き物たち3」を訪ねたところ、その他の昆虫4に、よく似たものが今年6月に撮影されていました。

投稿: ezo-aphid | 2011年9月23日 (金) 22時52分

ezo-aphidさん、
詳しいご説明ありがとうございます。
お示しの雑誌はInternet Archiveというサイトで見ることが出来ました。
例によって私には図しか理解できませんが・・・。
「淡路島の生き物たち3」に掲載されているのは確かによく似ていて、場所も近いので同種かも知れませんね。
タイトルには?付きで属名を入れておきます。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月24日 (土) 07時12分

有難うございます。とっても驚きました、まさか、ネットで見られるなんて。この論文がこのサイトに載ってると、どうしてご存知だったのですか? 
 Haplusia属の既知成虫は暗褐色~黒色という点は違ってますねー(ふ節が白というのはあってますが)。この幼虫は、地上で腐敗中のサクラの樹皮下(?)にいた、既知の他3種も腐敗中の樹から採れていて、老熟幼虫で越冬し、成虫は5・6月に出現、とのことです。意外に、知りたい部分が図示・記載されていなかったので少しがっかり、です。頭・ふ節のきちんとした拡大図を見たかったのですが。図を見ると、横脈の位置、脚の長さと比、などが雌雄で違ってますが、しっかりした線ではないので疑わしくも見えますねー。

投稿: ezo-aphid | 2011年9月24日 (土) 08時23分

ezo-aphidさん、
件の論文は、種名で検索していると出てきました。
利用できる人にとっては、便利な世の中になったものですね。
少なくとも翅脈はMNDやこの論文の図のHaplusia属にとてもよく似ているので、他に酷似した属がなければこれで合っているのではないかと、素人は考えます。
それでも、どこかにもう少し精細な図があれば、とは思いますね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月24日 (土) 20時31分

こんばんわ。「Gagne Catalog 2010」で検索すると、「世界のタマバエ科目録2010年版」が出てきます。Dillctinii族には7属33種がいて、極東からは4属8種が記録されていますが、どれも日本からは未記録です。Haplusia属19種のうち3種(obscuripes, pallida*, striata)のいずれかと思いたのですが、Wyattella属の3種(fungicola*, lobata, ussuriensis*)は全て極東産とのことです。湯川教授の記載によれば(図はなし)両属の翅脈は似ているようなので、後者の可能性もあります。ちなみに、上記の*印をつけた3種のスライド標本は、三田市の兵庫県立「人と自然の博物館」にあるそうです(Haplusiaは旧名のJohnsonomyiaとして)。それと比較してみれば自信が持てるかも・・・・。

投稿: ezo-aphid | 2011年9月25日 (日) 22時50分

ezo-aphidさん、おはようございます。
やはり他にもよく似た翅脈を持った属があるわけですか。記録が無いだけで、どちらも日本にいるのかも知れませんね。「人と自然の博物館」は近所ですが、標本を見せて貰って、というところまでは私には無理です。それにしても曖昧な部分の多い生態写真でここまで追求できるezo-aphidさんの調査力には感嘆します。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月26日 (月) 06時42分

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