オウトウハダニ(改題)
* 2024.10.10・タイトル変更 *
当初種名が分からず「ハダニの一種」としていましたが、このたび ito さんからコメントをいただき、オウトウハダニだろうと教えていただきました。果樹類の重要害虫のようで、検索すると農業関係の記事がたくさん出てきます。タイトルを変更しました。
写真ではよく見えませんが、サクラの葉の裏にもやもやした雲のように細かい糸が張られていました。
葉裏についている赤いのはハダニの成虫で、糸はこのダニが張り巡らしたもののようです。糸には無数の丸い卵(?)や脱皮殻がくっついています。
これが卵だろうと思いますが、直径0.15mm前後と、成虫のわりには随分大きいような気がします。(1枚目を除いて撮影倍率はすべて同じです。)
これは若虫だと思います。糸を伝って歩くところはクモの子のようです。
あるサイトによればハダニの仲間は70種ほどいるそうです。またハダニを食うアザミウマもいるはずですが、まだそれらしいものを見たことがありません。ハダニのついた葉を虫眼鏡で丹念に探せば見つかるのかも知れません。
(2011年8月18日・明石公園)
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コメント
きれいな写真ですね。オウトウハダニだと思います。
投稿: ito | 2024年10月 9日 (水) 14時32分
itoさん、コメントありがとうございます。早速検索してみると特徴がよく似ていることが分かりました。
ダニはさっぱりわからないのでとても助かります。記事に追記しておきます。
投稿: おちゃたてむし | 2024年10月 9日 (水) 19時44分