オオフタオビドロバチ
いつもの公園に、程よく枯れて以前から目をつけているエノキが何本かあります。その内の一本にオオフタオビドロバチが来ていました。
幹の周囲にはヒラアシキバチやオナガヒメバチ、タマムシ等の脱出した穴が無数に開いていて、その穴をハムシドロバチなどが利用しています。このオオフタオビドロバチは、幹の表面を大顎で削るような動作を繰り返していました。
はじめムモントックリバチのように樹皮の繊維を集めているのかと思って見ていましたが、ただ同じ動作を繰り返すだけで、口元を見ていても繊維の球が出来てくる様子もありません。
樹皮を削るような動作はやがて中止して、今度は幹の周囲を飛びながら、たくさんある虫孔を調べ始めました。巣作りに手ごろな穴を物色しているようです。
午後も遅い時間で、ハチの物件探しも簡単には終わりそうになく、それ以上見届けるのはあきらめて引き揚げました。
(2011年8月26日・明石公園)
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