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サクラの葉を食うモンクロシャチホコの幼虫です。
公園のサクラではよく見る毛虫ですが、この夏は大発生とまでは行かなくてもかなり数が多いようです。
旺盛な食欲で、葉が見る見る小さくなっていきます。
すでにほとんどの葉を食われてしまった枝もありました。幼虫はいくらでも見かけるのに成虫にはまだ一、二度しかお目にかかったことがありません。
(2011年9月13日・明石公園)
2011年9月15日 (木) 鱗翅目 | 固定リンク
モンクロシャチホコの終齢幼虫達ですね。 終齢前までは赤茶系の色でしかも沢山群れを成しているため、私でも気味悪く感じます。 まして、頭の後ろが膨れ少し淡い色になっている脱皮前の眠状態の時は更に異様さを増してくれます。 ずっと以前にこの種について蛾の大先生に教わったことがあります。 幼虫はサクラの葉っぱが固くなるころに現れるおかしなやつだ・・・・と。
群れを成している種は自己犠牲意識を有しているものと思っています。 外敵に襲われた時に極一部が犠牲になり他を守る。子孫を適切に残すための糧も心得ている。 ・外敵とて必要とする量は限られており全滅することはない。鳥や狩人蜂、宿りバエや寄生バチ。 ・大量発生をして自滅するのを防ぐため自殺本能もあるようだ。羽化までに辿り着く数は限られているようです。 チャドクガなどは数少ない成熟幼虫が未熟幼虫を連れて食べ物のない所へ集団移動し大半が餓死する。
投稿: YAMKEN | 2011年9月15日 (木) 14時43分
モンクロシャチホコの幼虫・・・少し前に手乗せしようと思ったのですが、かーなり嫌がる上にちょっと痛い(噛み付く?)ので諦めました(笑)。 終齢になると土に潜るために歩道の隅っこへ向かって急いでる姿をよく見ますが、都会の歩道では隙間を見つけるのがなかなか難しいようで、歩道の隅っこで大量の幼虫が干からびて死んでます。
投稿: フッカーS | 2011年9月15日 (木) 19時50分
YAMKENさん、 やっぱり終齢幼虫ですか。 かなり大きいのでそうではないかと思ったのですが、自信がありませんでした。 もう少し小さいのが沢山群れているのもよく見かけますが、「脱皮前の眠状態」というのには気づいたことがありませんでした。芋虫毛虫には日頃からほとんど注意を払っていないので、見ても見えていないということでしょう。 サクラの葉の硬くなったころに現れる、というのは確かに奇妙ですね。植物のとってはそれだけダメージが少ないとは思いますが。 数年前にチャドクガが大発生した時、明石公園でも多くのツバキの幹で幼虫の大集団を見ましたが、その多くは死んでしまうわけですか。昆虫に限らず、動物の大発生という現象には謎が多いようですね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年9月15日 (木) 20時05分
フッカーS さん、こんばんは。 こいつ噛み付くんですか?柄が大きいだけに噛まれると痛いでしょうね。 幸い私は未だに毛虫に触るのには少々抵抗があって、そういう目に遭う心配はまずありませんが・・・。 街なかでは街路樹などの樹木は結構あっても、それに見合った地面がないということですか。せっかく大きく育ったのに、蛹にもなれなくて死んでいくのは可哀想ですね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年9月15日 (木) 20時15分
私のモンクロシャチホコの本当の観察は 地面に落ちている大量の糞から始まりました。 しかもその糞は香がするのです。 サクラの木を見上げれば葉がほとんどありません。 更によく見ると数えきれないほどの黒い張本人が 葉を食い荒らしているではありませんか。 周りを探すと赤い若齢幼虫もいました。
幼虫の糞は香がある お盆前の頃,大量に幼虫が発生する 若齢幼虫は赤く終齢幼虫は黒い。 幼虫も香りがよく美味しいらしい。
モンクロシャチホコの観察も驚きの連続でした。
投稿: itotonbosan | 2013年12月22日 (日) 12時09分
itotonbosanさん、こんばんは。 毎年見ているわけではありませんが、見る時はいつもかなりの数の集団になっている毛虫ですね。 糞や幼虫の香りには気がつきませんでした。今度見つけたら嗅いでみましょう。 でもおそらくその匂いは狩りバチや寄生虫も呼び寄せるんでしょうね。 そんな場面も是非目撃したいものです。
投稿: おちゃたてむし | 2013年12月22日 (日) 20時36分
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モンクロシャチホコの終齢幼虫達ですね。
終齢前までは赤茶系の色でしかも沢山群れを成しているため、私でも気味悪く感じます。
まして、頭の後ろが膨れ少し淡い色になっている脱皮前の眠状態の時は更に異様さを増してくれます。
ずっと以前にこの種について蛾の大先生に教わったことがあります。
幼虫はサクラの葉っぱが固くなるころに現れるおかしなやつだ・・・・と。
群れを成している種は自己犠牲意識を有しているものと思っています。
外敵に襲われた時に極一部が犠牲になり他を守る。子孫を適切に残すための糧も心得ている。
・外敵とて必要とする量は限られており全滅することはない。鳥や狩人蜂、宿りバエや寄生バチ。
・大量発生をして自滅するのを防ぐため自殺本能もあるようだ。羽化までに辿り着く数は限られているようです。
チャドクガなどは数少ない成熟幼虫が未熟幼虫を連れて食べ物のない所へ集団移動し大半が餓死する。
投稿: YAMKEN | 2011年9月15日 (木) 14時43分
モンクロシャチホコの幼虫・・・少し前に手乗せしようと思ったのですが、かーなり嫌がる上にちょっと痛い(噛み付く?)ので諦めました(笑)。
終齢になると土に潜るために歩道の隅っこへ向かって急いでる姿をよく見ますが、都会の歩道では隙間を見つけるのがなかなか難しいようで、歩道の隅っこで大量の幼虫が干からびて死んでます。
投稿: フッカーS | 2011年9月15日 (木) 19時50分
YAMKENさん、
やっぱり終齢幼虫ですか。
かなり大きいのでそうではないかと思ったのですが、自信がありませんでした。
もう少し小さいのが沢山群れているのもよく見かけますが、「脱皮前の眠状態」というのには気づいたことがありませんでした。芋虫毛虫には日頃からほとんど注意を払っていないので、見ても見えていないということでしょう。
サクラの葉の硬くなったころに現れる、というのは確かに奇妙ですね。植物のとってはそれだけダメージが少ないとは思いますが。
数年前にチャドクガが大発生した時、明石公園でも多くのツバキの幹で幼虫の大集団を見ましたが、その多くは死んでしまうわけですか。昆虫に限らず、動物の大発生という現象には謎が多いようですね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年9月15日 (木) 20時05分
フッカーS さん、こんばんは。
こいつ噛み付くんですか?柄が大きいだけに噛まれると痛いでしょうね。
幸い私は未だに毛虫に触るのには少々抵抗があって、そういう目に遭う心配はまずありませんが・・・。
街なかでは街路樹などの樹木は結構あっても、それに見合った地面がないということですか。せっかく大きく育ったのに、蛹にもなれなくて死んでいくのは可哀想ですね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年9月15日 (木) 20時15分
私のモンクロシャチホコの本当の観察は
地面に落ちている大量の糞から始まりました。
しかもその糞は香がするのです。
サクラの木を見上げれば葉がほとんどありません。
更によく見ると数えきれないほどの黒い張本人が
葉を食い荒らしているではありませんか。
周りを探すと赤い若齢幼虫もいました。
幼虫の糞は香がある
お盆前の頃,大量に幼虫が発生する
若齢幼虫は赤く終齢幼虫は黒い。
幼虫も香りがよく美味しいらしい。
モンクロシャチホコの観察も驚きの連続でした。
投稿: itotonbosan | 2013年12月22日 (日) 12時09分
itotonbosanさん、こんばんは。
毎年見ているわけではありませんが、見る時はいつもかなりの数の集団になっている毛虫ですね。
糞や幼虫の香りには気がつきませんでした。今度見つけたら嗅いでみましょう。
でもおそらくその匂いは狩りバチや寄生虫も呼び寄せるんでしょうね。
そんな場面も是非目撃したいものです。
投稿: おちゃたてむし | 2013年12月22日 (日) 20時36分