この時期、街なかでもいたるところからその声の聞こえてくる秋の虫ですが、街の音にまぎれて気に留める人はほとんどありません。
サクラの枝で小さな翅を立てて鳴いているカネタタキです。
枝の上を歩きながら時々立ち止まってチン、チン、チン、と数回から十回くらい鐘を叩き、また歩き出す、ということを繰り返します。敵に居場所を特定されにくくするためか、あるいはメスを呼ぶ効果を高めるためでしょうか。捕食者にでも襲われたのか、このオスは左の後脚がありません。
カネタタキの鳴く姿は過去に何度か撮っていますが、同じ場所に留まって鳴く時間が短いので、なかなか良いのが撮れません。
(2011年9月24日・明石公園)
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