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2011年9月 7日 (水)

キアシナガバチ

いつものように頭上の木の葉の裏を見上げながら歩いていると、こんなものが目に入ってきてちょっとびっくりしました。

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アラカシの葉に多数のキアシナガバチが集まっています。

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反対側から見たところ。オスもかなり混じっています。左上の葉の縁にいる2匹、その上の顔を左に向けているのもオスのようです。

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この2匹はメス、右下にピンボケで写っている二つの顔はオスです。

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オスの顔です。触角の節と腹節の数が一つ多いほかに、顔面と複眼の色が薄いのでわかります。
過去にも同じキアシナガバチやホソアシナガバチでこのような集団を見たことがありますが、この時期、羽化してきた新女王バチやオスバチが集団で巣を離れる行動は珍しいことではないそうです。

(2011年8月26日・明石公園)

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コメント

おはようございます。
家のセグロアシナガバチも集団で(オス多数)巣を離れ、2階ベランダの風雨の当たらない場所で
写真のようにじっとしています。ヒメスズメバチの襲撃で避難しているのと思いましたが
確認してから3日、集団で固まったままです。

投稿: BABA | 2011年9月 7日 (水) 08時47分

BABAさん、こんばんは。興味深い情報をありがとうございます。
ご自宅のセグロアシナガバチの巣の記事はもちろん拝見していました。スズメバチがアシナガバチの巣を襲うということは話には聞いていましたが実際には見たことがありません。ご自宅の庭でいながらにして観察できたとは羨ましいです。私の見たキイロアシナガバチも同じようにスズメバチに追い出された集団なのかも知れません。しかしどちらにも多数のオスバチが含まれているということは、今年の子育ての予定はほぼ終わっているのかも知れませんね。(ちょっと早過ぎるか?)
あらためてネットを当たってみると、京都市保健衛生局の「衛生動物だより」というpdfが出てきました。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000064/64979/HP038.pdf
アシナガバチの集団離巣の原因としては、やはりスズメバチの襲撃とか、人による巣の駆除などの可能性が挙げられています。
人家の近くなどで集まるとかなり目立つ(し、しかも怖い)でしょうから、保健所に相談する人も多いんでしょうね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月 7日 (水) 20時43分

おはようございます。
おちゃたてむしさん情報有り難うございます。
避難蜂には全く動く気配がなく固まったままです。しばらく観察してみます。

投稿: BABA | 2011年9月 8日 (木) 07時54分

BABAさん、おはようございます。
お庭で継続観察が出来るというのは良い条件ですが、ハチにとってもそんな場所でそっとしてもらえるのは幸運です。今後の経過が楽しみですね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月 8日 (木) 08時06分

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