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2011年9月24日 (土)

カノコガ

側溝の縁で交尾していたカノコガです。

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体型を見ると、左の大きい方がオスだと思います。

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幼虫はタンポポやシロツメグサを食べるそうですが、以前一度だけ産卵を見たときには木の幹に卵を産み付けていました。8月末だったのでまだ越冬卵でもなかったと思いますが、何でそんなに餌から離れたところに産卵するんでしょう。

(2011年9月13日・明石公園)

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

♂と♀の判断は賛成です。
一般的には♀の方が大きいようなのですが、カノコガは大きさに個体変異が大きくこのような組み合わせが多いようです。
幼虫は生葉だけではなく枯葉類も食べるようなので摂取できる養分差で成長度合が違うのではないかと思っているのですが・・・・。

尚、9/13および9/24は私も明石公園をぶらつきましたが午後遅くになってしまい出会うことができませんでした。
又、先日には明石在住で幼虫大好きで飼育羽化を楽しんでいる小学6年の女の子のお母さまからメールを頂き驚きながらも少しうれしくなっている私です。

投稿: YAMKEN | 2011年9月26日 (月) 09時21分

YAMKENさん、
オスのほうが大きいのには私もちょっと奇異な感じを持ったのですが、胴体はメスのほうが太短いとどこかに書いてあったのでこう判断しました。幼虫は枯葉も食べるんですね。新鮮な葉にありつけない時に仕方なく、ということでしょうか。
最近明石公園を訪ねた2回とも夕方までほっつき歩いていたんですが、、YAMKENさんも来ておられたとは気付きませんでした。人様の休む日にはいつも仕事をしているのですが、24日の土曜は珍しく休みになったので出かけてきました。桜堀のカラムシでフクラスズメ幼虫が大きくなっていましたね。ただちょうど連休の真ん中で、普段平日にしか出歩かない私は人の多いのに閉口しました。
虫愛ずる姫君が明石にも、とは嬉しいニュースです。まさにYAMKENさんのお膝元とは幸運なめぐり合わせと言うべきでしょう。こらからが楽しみですね。

投稿: おちゃたてむし | 2011年9月26日 (月) 20時27分

遅まきながら、幼虫の食性について:
本来はしおれた(タンポポの)葉や枯葉が好きで生葉はあまり好まない、中齢以降は節足動物の遺体を好んでで食べる、という観察があるそうです(「日本の鱗翅類」44P.&879p.)。ときに生葉の食害が目立つこともあるのですが。 蛾類の食性は、種類によって単純ではないのかもしれません。

投稿: ezo-aphid | 2011年10月 3日 (月) 21時30分

ezo-aphidさん、おはようございます。
仕方なしに、ではなく好んで古い葉を食べるんですね。
その上に節足動物の遺体も、となると普段は地上を徘徊しているんでしょうか。
こんなどこにでもいる蛾の幼虫がそんな変わった食性を持っているとは、勉強になります。
ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2011年10月 4日 (火) 06時25分

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