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2011年10月 1日 (土)

ナガハマツトガ

またまた小さな蛾です。エノキの幹で頭を下に向けてとまっていました。

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翅の先から頭の毛の先まで約10mm。ツトガ科のナガハマツトガだと思います。

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頭の先の刷毛のような毛が目立ちます。

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しばらく見ていると、この毛の束を拡げたりすぼめたりする動作を繰り返していました。

(2011年9月24日・明石公園)

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鱗翅目」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
こういう小蛾大好きです。毛並みもいいですね。小蛾の載るサイトって意外に少ないです。
下唇髭?のたばの運動は気がつきませんでした。触角の役目もしているんですね。

投稿: tukik | 2011年10月 2日 (日) 07時04分

tukikさん、こんばんは。
こういう小さな蛾は一見地味ですが、翅をよく見ると繊細な模様があったり鱗粉の一部が金属光沢を帯びていたりして、意外に美しい種が多いように感じます。
頭の前の毛束の正体はよく分からなかったのですが、下唇髭でいいようですね。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2011年10月 2日 (日) 21時47分

ナガハマツトガおよび下唇鬚は賛成です。
下唇鬚はそれなりの役目はあるのでしょうが、実に様々な形のものがあります。
かわいくチョッことだけや長く背面にまで曲がりこんでいるもの、鱗毛でおおわれているもの、固い角状や複合されているもの、形や大きさで♂♀の区別がつくものと・・・・。
キバガ類はこれが名前の由来になっているようです。
この種のように前に長く突き出しているのに気になるのは前方視野の確保です。止まっているときはともかく飛翔時です。
少し心配しましたが無用のようです。
殆どのものは動かせないかわずかにピクピクと動かせる程度なのですが、フサキバガ類などの一部には腹側に折りたたみ格納できるものがいます。
飛翔している時に確かめた訳でもないのですが、捕獲して飛び回るのを無理やりに止まらせた時、慌てての着地のため前方に伸ばすタイミングがずれて地面につかえているのを見掛けたことがあります。

投稿: YAMKEN | 2011年10月10日 (月) 09時04分

YAMKENさん、こんばんは。

ご確認ありがとうございます。
下唇鬚については、キバガなどのものと形がだいぶ違うのでちょっと迷っていました。
立派な触角がある上に、更にこんな刷毛のようなものにどういう役目があるのか不思議です。

腹面に折りたためる下唇鬚というのも初めて知りました。動かすところを実際に見たいものです。

投稿: おちゃたてむし | 2011年10月10日 (月) 20時12分

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