ビロウドチャタテ科の一種(改題)
エノキの幹で見つけたチャタテムシです。
ウロコチャタテ科の一種だと思います。頭から翅端まで約3.5mm。左の触角の先が欠けています。
以前出した種に比べると小型で、翅は鱗というより長い毛に覆われています。
どこから見てもあまり美しいとは言えない虫ですね。
(2011年11月15日・明石公園)
* 11月16日・追記とタイトル変更 *
見た目からこれもウロコチャタテ科と考えていたのですが、psocodeaさんからのコメントにより、それとは亜目の違うビロウドチャタテ科(Lepidopsocidae)の一種であることがわかりました。タイトルを「ウロコチャタテの一種」から「ビロウドチャタテ科の一種」に変更しました。
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コメント
これは亜目の違うコチャタテ亜目 Trogiomorpha ビロウドチャタテ科 Lepidopsocidae の種です.ウロコチャタテ科同様,鱗粉に覆われます.この種はまだ日本から記録の無い物ですが,割と良くとれています.北米にいる Echmepteryx hageni と同種か,極めて近縁な種と考えています.
投稿: psocodea | 2011年11月16日 (水) 08時40分
psocodeaさん、こんばんは。
見た目がよく似た感じなので、これもウロコチャタテ科だと思っていました。亜目から違うんですね。
翅がこれだけ密に鱗粉で覆われていると写真では翅脈も見えず、ちょっと手がかりがありませんでした。
タイトルを「ビロウドチャタテ科の一種」に変更しておきます。
ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年11月16日 (水) 22時51分