ケチャタテ科の一種(Valenzuela scriptus)・卵塊の糸かけ(改題)
黄色くなったカクレミノの葉の裏で、卵塊に糸をかけていたチャタテムシです。
この場所ではよく見かける種で、ケチャタテ科だと思います。
卵塊を跨ぐように頭をせっせと往復させ、縦横に糸をかけていきます。残念ながら見つけた時にはすでに作業が終わりに近づいていて、網の下の卵がよく見えません。糸は口から吐いているようですがこの倍率では写らないので、口器のあたりをアップで撮ろうとしましたが、その前に糸かけ作業は終わってしまいました。
完成した卵塊です。カクレミノは常緑樹ですが、この黄色く色づいた葉は間もなく落ちるのではないかと思われて、なぜもっと新鮮な葉を選ばなかったのか不思議です。
卵は長径0.8mmくらい、成虫は翅端まで4.8mmくらいです。
(2011年11月22日・明石公園)
* 11月28日・追記とタイトル修正 *
はじめ科名くらいしか見当がつかなかったので「?」付きでケチャタテ科の一種としておいたのですが、psocodeaさんより「Valenzuela scriptus でしょうね.」とのコメントをいただきましたので、タイトルに種名を加えました。
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コメント
Valenzuela scriptus でしょうね.採集をメインにしているとなかなかお目にかかれない様子を見ることが出来ました
投稿: psocodea | 2011年11月28日 (月) 11時36分
psocodeaさん、
ありがとうございます。
早速タイトルに種名を入れておきます。
投稿: おちゃたてむし | 2011年11月28日 (月) 22時24分