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2011年11月20日 (日)

ヒメコバチ科の一種(?Tamarixia)

つい先日の記事に出したのと同種と思われるヒメコバチ(?Tamarixia)を、同じ場所のシャリンバイで見つけました。

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前回はコバチが寄主と思われるキジラミの幼虫に近づいた場面でしたが、今回はキジラミの抜け殻の傍らに静止していました。抜け殻に開いた穴は出てきたのはキジラミではなく何らかの寄生者が脱出したことを示しています。出て来る瞬間を見たわけではないので確かなことは言えませんが、寄生していたのがここに写っているコバチである可能性は高いと思います。

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前回はすぐに逃げてしまってあまり特徴のわかる写真が撮れなかったので、何枚か出しておきます。体長は約1.5mmです。

(2011年11月15日・明石公園)

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コメント

上條先生のコメントです。「Tamarixia 属は中胸の剛毛が長くて強いことが特徴のひとつですが、残念ながら画像ではぼやけていて、はっきりしません。しかし寄主から判断してこの属の1種とみてよいと思います」
3枚目を拡大すると小楯板の毛は見えるのに、・・・・惜しい。スペルはTamarixia ですね。

投稿: ezo-aphid | 2011年11月25日 (金) 11時27分

ezo-aphidさん、上條先生、いつもありがとうございます。
確かに掲載画像でははっきりしませんね。
同時に撮った複数の画像を調べてみると、小楯板の2本の縦溝のすぐ外側に1対、内側やや後方に向かって伸びる長い剛毛が見えます。この毛のことでしょうか。
たくさん撮った写真の中からどれを選ぶかを決めるのにも、種や属の重要な判別点についての知識が必要なことが最近少し判ってきました。
属名のスペルはうっかりしていました。直しておきます。

投稿: おちゃたてむし | 2011年11月25日 (金) 22時17分

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